2008年11月アーカイブ

先日『ルネッサ~ンス』に会いました。
髭男爵です。

明日から12月やないかーい。
プロ野球はオフやないかーい。
しかし、オフの方がバタバタしてるやないかーい。
残り1ヶ月もあっという間に過ぎるのかーい?
忘年会・新年会でまた飲んだくれやないかーい。


てな訳でオフは、なんだかんだ忙しいのです。
プロ野球シーズン中は、ある程度決められたスケジュールで動くので、
意外と楽なのです。

オフは、日々何が起こるかわからないので、バタバタ感があるのです。
ある時はゴルフ、ある時は下見、またある時は収録、なーんて事があるのです。

来年3月にはWBCが行われます。
年があけると、もうすぐに準備にとりかからなければなりません。

2月からは各球団のキャンプと、WBC『原ジャパン』のキャンプもあります。
結構いろいろありそうです。また飲んだくれそうです。

飲んだくれとキャンプは関係ありまへん。

選手の代表辞退など、いろいろありますが、私はサムライジャパンが楽しみです。
1月からは野球だらけになりそうです。

その前に・・・。師走です。クリスマスです。大晦日です。正月です。
年末年始は、国を挙げて飲みモード・宴会モードに入るので、私は大好きです。

一番いい季節です。

という訳で、
12月はのびのびしようやないかーい。
飲めるだけ飲もうやないかーい。


野球好きP。

東京都内です。

芝公園あたりでしょうか。
なんちゃらタワー内かもしれません。

昨日も書きましたが、
ガンバレの収録が近日行われます。
関西方面と都内で行われます。


今日は都内で行われる収録の下見に行きました。

収録場所のまわりは、すっかりクリスマスモードにデコレーションされてました。
残念ながら場所は言えまへん。

なんせ、ゲストが有名人ですから・・・。人だかりになったら困ります。
でも最近、野球界のどんな大物が来ても驚かなくなりました。

野球界の大物といえば、あまりテレビに出ない人のことをいうのかもしれません。
意外と『ガンバレ日本プロ野球』には、みんなあっさりと出演してくれます。

これもひとえに、金村さんと大塚のおかげです。

大きい声では言えませんが、大物といわれる人の殆どが地上波の出演を断って、
この番組に出るという人が多いのです。

金村さんの交友関係もすごいし、大塚の人脈も大したもんです。
二人がいたからこそ7年もやってこれました。

写真は収録場所です。高級日本料理です。
今年もボストンを中心に活躍した男なので、日本料理にしました。

お店側もレッドソックスの18番が来るという事で、かなり緊張されてました。
そんなことは大丈夫です。なんせ、ガンバレ日本プロ野球ですから。

この番組のいいところは、収録前も収録中も全く同じノリだということです。
放送される番組が、そのままのドキュメンタリー状態ということです。

もう一ついいところは、現場のスタッフ全員が笑ってます。
私も、ディレクターも、カメラも音声も、お店の人もみんな楽しんでいます。

だから番組がおもしろいのです。だから大物も出演してくれるのです。
だから7年も続くのです。

出演者はありのままをしゃべっています。だから、『ピー』があるのです。
最近は極力『ピー』を出さないようにしています。

でも出ちゃうのです。やっぱりテレビなのです。
でも、このスタイルを変えるつもりはありません。

そんなわけで、
第5回放送は金本知憲、第6回放送は松坂大輔が登場します。

一年分笑ってください。


野球好きP。

カバン

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イバンです。パーでもP(ピー)でもありません。ペーペーです。子どもは親の背中を見て育つとはよく言ったものです。

今日はガンバレの下見のあとテレテック(うちの放送では主に西武戦を担当)まで歩きました。そこで野球好きPとテレテックDと別れました。「ここから新橋まで歩きます!」と大見得きった1分後、なぜか御成門のホームにいました。なんででしょ?

今朝は寝過ごして田町まで行ってしまったので、田町から芝浦埠頭まで歩きました。おかげでガリガリに痩せました。僕の同期にも是非薦めたいと思います。

下見のあと、SUBWAYで一服し電車に乗りました。網棚を見上げた瞬間、僕は気付きました。SUBWAYにバッグを置き忘れたことを…。最近忘れ物が多いので気を付けます。そろそろ会社に行くのを忘れそうな…

以上、カバンでし…イバンでした。


11月も残りわずかとなりました。

ガンバレの収録も追い込みです。
この番組も今年で8年目になります。

毎年11月~2月にかけて8本放送します。
月に2本ペースです。
ゲスト編が6本で、キャンプ編が2本です。

毎年、ゲスト編の6本を収録するのにかなり苦労します。

なんせ大物ばかりなので、スケジュールを押さえるのが大変なのと、
食事をしながらの番組なので、お店を選ぶのも大変なのです。

我々はチッポケなCS局なので、スタッフもほとんどいません。

私の役目は、ゲスト・金村さん・大塚のスケジュールを押さえるのと、
お店を決めることです。

収録が始まったら、あとは知りまへん。
じゃがポックル中川と、ペンシャオウェイ片山が交互にディレクターを担当します。

彼らは自分で編集もします。これが一番大変かもしれません。
殆ど会話がデタラメですから・・。なんせ酔っ払いの会話を放送するのですから。

今年は今日現在、ゲスト編の収録が4本終了しています。

ディレクターの担当は、
#1の野茂英雄が中川、#2の宮本慎也が片山、
#3の42年会が中川、#4の中島裕之・涌井秀章が片山です。

そして、近日#5と#6の収録が行われます。
これで今年のゲスト編の収録が終了します。残りはキャンプ編2本です。

#5は中川が担当します。

ゲストは、末っ子なのにアニキと呼ばれ、
現在もフルイニング出場の世界記録を更新中の男です。

彼は、大塚光二の大学の後輩ということもあって、
かなりの回に出演しています。

ゲスト編では、2003・2004・2005・2006に出演し、今年で5回目です。
キャンプ編は、広島時代の2002年から2007のキャンプまですべて出演です。

2008のキャンプは手術のため不参加でした。
よって、ゲスト編5回・キャンプ編6回の11回出演です。当然最多出演です。

今年もニカウは来るのか?かなり楽しみです。


そして#6は片山が担当します。

ゲストは横浜高校時代に甲子園決勝でノーヒットノーランをやった男です。
なぜか今はアメリカに住んでいます。ボストンあたりに住んでいるハズです。

彼も結構出演しています。

ゲスト編は、2003・2004・2006に出演し、今年で4回目です。
出演回数が、仰木さんに並びました。

キャンプ編は、2002~2006までの5回出演しています。
よって、ゲスト編4回・キャンプ編5回の9回出演です。意外と多いです。


今回も大爆笑の収録になること間違いなしです。

あとは、中川・片山がやるだけです。私は偉そうに見ていることにします。

昨日は代理の貧相吉田が担当しましたが、今日は本物の野球好きパーです。
最近、イバンのブログが私に似てきたとよく言われるので、感じ悪いカンジーです。


野球好きP。


会社です。

今日はテープを一斉整理しました。あれこれいらんテープがざっくざく出てきました。いらないテープはリサイクルに廻します。エコです。この前カラオケに行きました、それはエコーやん。

もちろん保管すべきものもあります。写真は第1回WBCの練習風景が収まったテープです。また怒濤の1ヵ月がやってくると思うと、飲まずにいられまへん。それは毎日やろ?

本日急遽、来週ロケすることに決まったあの男もきっとWBCには出てくれるでしょう。当日は八峯テレビの石井隆志さんも来てくれるでしょう。石井たかしさんが2人になるかも?

ってことは「あの男」はあの男? 乞うご期待です。


野球好きP 代理イバン@グローブ

東京・紀尾井町です。
ホテルニューオータニです。

三井ゴールデン・グラブ賞の授賞式です。

セ・パの守備の達人が集まりました。

オリックスから二人も選ばれてました。


授賞のトロフィーは、金色に輝く"本物の"グローブです。
受賞者が決まってから、本人達が実際に使っているグローブの型から作成します。

金色になめした皮から、職人が一つ一つ手作りします。
世界に一つしかない記念のオリジナルトロフィーです。

受賞者は、"守備の達人"の賞をもらう事もさることながら、
この金色グローブトロフィーをもらう事も、すごく嬉しいみたいです。

表彰選手ともなると、過去にトロフィーなどはたくさんもらっているハズです。

普通?のトロフィーも、もちろん嬉しいかと思いますが、
ゴールドに輝く本物のグローブだと、うれしさ倍増らしいです。

なんせ、自分が普段使っているグローブと同じ物が、
金ピカトロフィーとして贈呈されるのですから。

やはり選手は、バットやグローブなどの野球用具が大好きです。
実際に使えるっていうのもおしゃれです。なんせ本物ですから。

以前、長嶋一茂さんが、お父さんのダイヤモンドグラブを勝手に使って、
ミスターからものすごく怒られたらしいです。当たり前です。

子供の草キャッチボールのグローブが金ピカというのは、教育に悪いです。
でも本物です。使いたくなります。ある意味子供の夢です。

そんなわけで、今年は19人に贈呈されました。
(今年はセから1塁手が二人選ばれたため19人)

最近よく会う 西武・中島も受賞してました。

『えーっつ??何でや?』という言葉で祝福すると、
『かなり嬉しいっす!』と大喜びでした。


今度、そのグローブでキャッチボールしてくれへんか?


野球好きP。

埼玉県飯能市です。

寒くもなく、すごくいい天気でした。
私のスコアは・・・?
言い訳はしません・・・。

今日はゴルフでしたっけ?
そう言えばゴルフをしたかも。かも?

石井貴コーチ、岩崎投手、東投手には大変お世話になりました。
今日の私のゴルフは"しっちゃかめっちゃか"でした。

やはり何事も、コツコツ努力と練習が必要です。
何事も上から目線ではいけません。謙虚に生きてこそ人間です。

石井貴も今日のプレー中は、ずっと私に"笑顔"でした。
逆に気持ち悪いです。調子が狂います。

いつものようにニラんでもらわないと・・・。怒ってもらわないと・・・。

『いいんですよ~~~野球好きパーさん。今日は何でも許しますよ~~!』

ホメ殺しです・・。名前間違ってるし・・。パーやない、Pや・・・。

てなわけで石井貴さんには、今後のガンバレに出演依頼をしておきました。
昨年も、おととしも出演してもらいました。

誰と出るの?まさか・・・2年前のあの人と?

いろいろ疲れきってるので、今日の帰りは危険です。
乗り過ごさないようにしないといけません。

帰りのiPodは"清水翔太"にします。


野球好きP。




所沢

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埼玉県所沢市です。

何で?別に乗り過ごしてません。

目的があっての所沢です。
乗り過ごして所沢に来たら大変です。
かなり危ないです。
所沢まで乗り過ごしようがありません。

明日、西武ライオンズの納会ゴルフに出席するためです。
ゴルフ場は埼玉県飯能市にあります。朝7時30集合です。

当然、横浜から間に合う訳がありません。
横浜から飯能方面に来ることは、ある意味旅行です。

西武の納会ゴルフは、監督コーチ・選手とまわります。
私も過去に様々な選手とプレーしました。いろいろありました。

今はアメリカにいる超大物の投手には、何度もボールを探させました。
今は中日にいる右の大砲には、ボールを何個も貰いました。

さて、今年一緒にまわるのは・・・。
石井貴コーチ、岩崎投手、東投手です。

石井貴・・・。八峯テレビの石井隆志ではありません。
投げる"金剛力士像"です。今思えは、とんでもないニックネームです。

普通はプロ野球選手にはつけないあだ名です。

石井貴とは長年の付き合いなので、爆笑にらみ合いゴルフになること間違いなしです。

とりあえず頑張ります。


野球好きP。




東京都立川市です。
ガンバレの収録です。第4回目のゲストです。

ユニフォームを脱ぐと誰かわかりません。
でも、イケメンです。

西武ライオンズの人気者です。
右が中島裕之、左が涌井秀章です。


今回も"素"が見えます。涌井がしゃべってます。中島も答えてます。
二人とも入団時から見てます。二人とも凄い選手になりました。

おそらく次のWBCのキーマンです。主役です。
普段は二人ともボーっとしてそうですが、ボーっとしてます。

そんな二人がユニフォームを着ると豹変します。

二人はこの番組の熱烈なファンでもあります。
シーズン中からずっと出るつもりでいたみたいです。

しかしスケジュールがなかなか押さえられません。大変でした。
それだけ大物になったという事です。

てな訳で、放送はかなり面白くなりそうです。
二人のプライベートな話もかなり聞けます。

放送日は12月末あたりからです。お楽しみに。


野球好きP。




11/23 広島東洋カープファン感謝デー<広島市民球場>

久しぶりの市民球場。シーズン中は何度も通い、様々な思い出の詰まった球場です。名古屋生まれ名古屋育ちの私にとって、広島を好きになれたのも市民球場の存在が大きいですね!ハッキリ言って、『古くて汚い!トイレなんて…!』と言うのが、初めて市民球場に足を踏み入れた時の感想でした。今から思えば、そんなことさえ【良い思い出】に変わっています。

さて、今日広島入りしたのは理由があります。来月(12/6)のカープOB戦の打合せがメインです。関係者との打合せも済ませ、ひとしきり「選手の労」を労いました。暇になった私がフラフラ歩いていると、見馴れぬユニフォームを着た《ガタイの良い》二人の男を発見!良く見ると、【5】【17】と書いているじゃないですか!すかさずカメラを構えた私に合わせるかのように、絶妙なタイミングで脇の甘いポーズをとった【17】番。普段ユニフォームを横から見ませんよね?まして脇なんて!!面白かったので、載せておきます。写真は今日ファンに初お披露目する、来季の新ユニフォームを着た栗原選手と大竹投手です。ふざけた写真ですが、正面や後ろ姿は今後何度も見れると思います。まぁ、暇潰しにでも見てください(笑)?

言わなくてもお分りでしょうが、大竹投手がホーム用、栗原選手がビジター用を着ています。

来季からこのユニフォームが、プロ野球を楽しませてくれることでしょう!しかし、この脇の甘さ!大竹投手ナイスです!!今日のあなたはMVPです!

私にとってね(笑)つまらん文章でスミマセンが、カープOB戦は12/20放送です。皆さん見てくださいね!!!



S宮ちゃん 




もう離さない。僕は心に誓い、君の手を握りしめた。

澄みわたった空に輝く西に傾いた太陽と少し冷たい空気が季節の移ろいを感じさせる。僕は今日も君と電車に揺られていた。無言の僕、決して口を開かない君。気が付くともうそこは乗り換え駅。僕は君を残して電車を降りた。ドアが閉まると僕は振り返った。君は寂しげに僕を見つめる。終着駅まで向かう君を僕はただ見送るしかなかった。

僕は次の電車に飛び乗った。君を追いかけた。少しの可能性を信じて僕は祈り続けた。たった2駅の終着駅までの道のりが1時間以上に感じた。

駅に着くと、君はそこにいた。はやる気持ちを抑えて、僕は君に歩み寄った。見上げるとそこには…



「遺失物取扱所」



あった! 三脚☆

これがないと仕事になりまへん。僕は「もう決して離さない」と三脚の取っ手を握りしめた。

さて、これからガンバレ(中島・涌井篇)のロケです。いってきます。


イバン@お降りの際は網棚の上の荷物のお忘れ物にご注意ください。




東京ドームです。

今月は何回来たでしょうか・・・。
日本シリーズにアジアシリーズ・・・。
記者会見や練習日などを合わせると、
20回は来ているハズです。
でも今日の東京ドーム訪問は、いつもと違います。
ちょっとした『想い』があります。

プロ野球42年会です。
2004年から始まったこの会も、今年で5回目の開催です。

これまでは、大阪ドーム、神戸スカイマークスタジアム、沖縄浦添球場、
東京青梅明星大学グラウンドで開催してきました。
そして今回が東京ドームです。

昨年までは、大塚光二やデニー友利などが幹事を務めていましたが、
今年は、その二人に加えて桑田真澄も幹事を務めました。

我々も第1回目からいろいろ一緒にやってます。
毎年、始まるまではかなり大変で、いつも逃げ出したくなりますが、
会が終わると、『やってよかったなー』と思います。そんな会です。

会の内容は『ガンバレ日本プロ野球 第3回目』を見てください。
今回は密着しています。12月13日あたりに放送するハズです。

桑田真澄・大塚光二・デニー友利、一生懸命です。
小浜も直喜も松山も来てました。

大魔神佐々木・佐々岡・西山や他のメンバーも頑張ってます。
40過ぎのおっさんが頑張ってます。

でも私はヘロヘロです。飲みすぎです。自業自得です。

ところで昨日はプロ野球コンベンションでした。

ここ最近、食べすぎ・飲みすぎ・忙しすぎ・バタバタしすぎ・太りすぎで、
昨日のブログはサボりました。代理に書いたのは吉田イバンでした。

ですけど何か?

今日はこのぐらいにしといてあげます。


野球好きP。

コンベンションです。グランドプリンスホテル新高輪です。

日付が変わる前に更新しないと、一日休んだことになってしまいます。どんな手を使っても更新せないかんのです。昔はよくラジオ体操が終わる頃に行ってスタンプだけもらって帰りました。ズルです。ズルではありまへん。ズル賢いのです。

今年のMVPは岩隈とラミレスでした。どっちも文句なしの受賞です。新人王は小松と山口でした。こちらは文句なしの受賞とは言えまへん。きっと坂本だけは色々言いたいことがあったはずです。どちらが取ってもおかしくない活躍だったと思います。

明日は東京ドームです。明後日は中島と涌井のロケです。あいつら喋るんやろか? 心配にはおよびまへん。アジアナンバーワンです。きっとやってくれるはずです。

明日も早いし今日も飲んだくれなので、このへんにしといたろ。


野球好きP@ズル賢い 代理・イバン(書き方マネてもおもろいこと書けまへん)

東京ドームホテルです。

なんか毎日来ているような気がします。

気のせいです。毎日は来てません。
でも、あさっても来ます。
東京ドーム好きかもしれません。
プロ野球12球団ジュニアの大会です。

プロの各チームが、独自に地域の子ども達をセレクションします。
ホーム地域の最強チームを作ります。

プロと同じユニフォームを着て戦います。まさにジュニアチームです。
かなりレベルも高いです。こちらも熱くなります。

我々は全試合放送します。そのままです。おやすみ。


野球好きP。




会社です。

あさってはプロ野球コンベンションです。
いわゆるプロ野球の表彰式です。

当然J SPORTSは生中継です。

今年もサプライズゲストは来るのか?


男の花道は来るのか?868号は来るのか?

2006年からプロ野球コンベンションの中継をしています。
過去の2回はWBCの祝勝会と、北京五輪の壮行会をかねてました。

今回は何もありません。厳粛に表彰式です。

最優秀選手、最多勝利、首位打者、最多本塁打、新人王などなど…
プロ野球のつわものが勢ぞろいです。
ベストナインには、過去や今年の『ガンバレ』出演者も多数いるハズです。

コンベンションには、スター選手や球団広報が一同に集まるので、
『ガンバレ』の出演交渉にもってこいの場でもあります。

おととしは、松坂大輔を捕まえて出演交渉をしました。
ていうか、彼が忙し過ぎて、ここでしか捕まえられませんでした。

選手たちに番組出演の意志があっても、
スケジュール調整など、本人と顔を合わせないと決まらない事が多いのです。

今年も誰かを捕まえる予定です。
捕まるかはわかりませんがチャレンジします。誰を?

とりあえず11月21日(金)16:30~最後までJ sports ESPNで生中継です。

野球好きP。

東京都立川市です。

ガンバレの下見です。
技術は八峯テレビです。

カメラの石井隆志さんが来てません。

西武編の収録下見なのに。何で?


まさか他球団のファン感謝デーに行くんじゃーないでしょうな。
セ・リーグの。神宮の。

そんな事をするような石井隆志さんじゃーありまへん。
きっと収録には来るでしょう。

てなわけで、今回のゲストは、中島裕之と涌井秀章です。

今年は二人ともフル回転の活躍でした。
北京五輪にも揃って行きました。

相当前から、この番組には出演決定?していましたが、
なんせ二人とも忙しいのなんのって。

八峯テレビの石井隆志さんと一緒です。
スケジュールが押さえられません。

今回ようやく収録ができるようになりました。

涌井は昨年に引き続きの出演です。
中島はルーキー時代の高知春野キャンプ以来です。

金村さん・大塚と、どんなトークになるのか。
ちょっぴり楽しみです。

八峯テレビの石井隆志カメラマンは収録に来るのか!
かなり楽しみです。

野球好きP。

大船です。
何で?
乗り過ごしました。

別に飲んだくれてません。
疲れてもいません。

でも、気がつけは大船でした。


今日は新橋から東海道線に乗りました。

乗る電車はいつも気まぐれです。

横須賀線や京浜東北線に乗る時もあれば、
場合によっては京急で帰る時もあるのです。

でも今日は、明らかに東海道線を目指してホームに向かいました。
そして、東海道線のホームに上がった瞬間に電車が入ってきました。

その時、エキスのK・Kさんから電話がありました。
K・Kさんは加藤要さんです。いえ、加藤寛治さんです。

ローカルネタです。加藤要さんはある意味"旬"です。
別にK・Kで表現しなくていいです。

電車に乗る直前に電話がかかってきたので、加藤さんと一通りしゃべったあと、
何行きかも確認せずに電車に飛び乗りました。

乗った電車は"通勤快速小田原行き"でした。

もともと電車を選んで乗る人間ではないので、通勤快速が何かも知らず、
いつもの感覚でiPodを聞いてました。

当然、社内のアナウンスなんて聞くわけなく、品川を通り過ぎました。

しばらくして、『今日は川崎まで長いなー』と思ってると、
車窓に横浜駅が見えて通り過ぎました。

『はぁっ?』

状況に理解できず、気がつけば大船でした。
ものすごいオーバーランです。レベル小学生です。

戸塚をこえた時は、『どこに連れていかれるんやろ?』と不安になりました。
子供のころに、御堂筋で迷子になったとき以来の不安にかられました。

念のために説明しとくと、東海道線の通勤快速は新橋を出て品川に止まると、
後は大船まで止まらないらしいです。勉強になったでしょ。

てなわけで、みなさん。
通勤快速と携帯電話には気をつけましょう。


野球好きP。

4回目となるアジアシリーズは、埼玉西武ライオンズの優勝で幕を閉じました。大会の岐路に立ったともいえる今回のアジアシリーズで、改めて思ったことがあります。それは「アジアシリーズの妙味である、韓国と台湾の対戦をもっと盛り上げなければ!」ということです。

これまで何度も記したように思いますが、土曜の夜に日本以外のプロ野球チームが、決勝進出をかけて戦う真剣勝負。グラウンドには日本にはないような色彩のユニフォームをまとった選手たち。スタンドの両サイドからは個性豊かな応援合戦が繰り広げられ、チアリーダーが華を添えます。しかも、たった1,000円(自由席)で楽しめる。こんな娯楽は他にないでしょう。

そんなことから過去3回の大会は、当方なりに韓国-台湾戦の魅力をアピールし続けました。その効果があったかどうか分かりませんが、観客数は05年6,340人、06年6,445人、07年7,290人とわずかではありますが増えていました。日本の出場チームに左右されないこの対戦、やりようによってはウマミもありそうです。

しかし今回は諸事情によりスタートが遅れ、これといったプロモーションはしませんでした。また、当方自身、前回記したような慢心もあり、韓国-台湾戦の重要さを忘れていたようです。さまざまな要因が重なり、今年の観客数は5,228人。試合当日に雨が降った06、07年よりも、球場へ足を運ぶ人は大幅に減ってしまいました。

アジアシリーズという大会は、遠巻きに見ている人にとっては「大変だし別にいらないんじゃん」という存在のようですが、少しでもその大会理念に触れると「絶やしてはならない」と思える意義あるものです。

ただ、方法については一考の余地があるでしょう。今後、前向きにアジアシリーズが進んでいくことを願ってやみません。そのためなら当方はひと肌もふた肌も脱ぎます。

今年も、つたない内容にお付き合いいただき、ありがとうございました。J SPORTSのみなさんお世話になりました。木村公一さん、次回またWBCのグラウンドでいろいろ教えてくださいね。

それでは、またどこかで。アンニョン(さようなら)!

決勝戦後
決勝戦を戦った両チーム。それぞれを讃える姿は、とてもさわやかでした。

(文・写真/室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。韓国のスポーツ紙でも、2006年よりコラムを毎週韓国語で連載している。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長。

決勝、終わりました。統一、負けました。結果はご存じの通り0対1。野球好きP氏は熱戦だったと書かれていました。ただ、どうなんでしょうねぇ……。

小生、実況のお手伝いで、喋りの素人ながら慣れぬ放送席などにいたもので、試合の本質に至るにはちょっと時間が必要な感じがしています。それでも試合後、ドーム球場近くの居酒屋で、統一の一色優トレ・コーチと西武の中国語通訳・邱ちゃんの3人で食事をしました。そこで奇しくも「統一から見て、今日の試合はどうだったのか」という話題となったのです。格上である西武相手の0対1なら善戦健闘、あるいは惜敗だったのか。いや、イニングの細部を見直せば、勝てたかも知れない余地もあった(実際、決勝点は統一守備陣の中継ミスなのですから)。とすれば、悔いの残る試合と捉えるべきなのか。

将棋で、勝敗がついた後に「感想戦」なるものを両棋士が行うのをご存じでしょうか。最初から駒を並べ直し、一手ずつ進めて、互いの手について意見を交換する反省会です。プロ同士でなぜそんなことをするかと言えば、将棋には正解がないからです。自分では善手と思った手が、相手にはそう思われていなかったり、その逆もあったりする。まあそんなことのため、お互いに確かめる意味でするのですが、野球も同じです。とくに国の違うチームの短期決戦。一投一打の背景には、かなり差違があるからです。極端に言えば、それぞれの国・地域の野球に対する価値観の差違です。まあ、そんな理屈はあまり意味がないことかも知れません。

理屈をこねれば、いくらでも見方は生まれます。たかが1点差、されど1点差。この差が統一(台湾)と西武(日本)の差なのだ、とも言えるでしょうし、あくまでもこの1試合だけの結果とも言えます。外人投手が抜群のピッチングをすれば、完勝もする。でもそれがイコールそのチームの強さとは言えない。まあ、キリはありません。要するに今年のアジアシリーズは、統一がSKに勝ち、その統一を西武が下したシリーズだった。それ以上でも、それ以下でもない。決して日本が“まだ優れている”わけでもなく、台湾が韓国より強くなったわけでもない。これは北京五輪にもあてはまるし、おそらく来年のWBCにもあてはまることなのです。

そう考えれば、野球好きP氏の感想のように「熱戦だった」と受け止めるだけで、きっといいのでしょう。

とまれ、統一は“結果的”に西武を8回まで0点に封じ、9回に中継のミスでサヨナラ負けを喫した。その事実を、統一のメンバーには噛みしめて帰って貰いたいと思います。昨年はSKにコールド負けを食らった悔しさを胸に秘め、今季を戦った。ならば来季は、あの中継ミスをショート一人ではなく、メンバー全員が噛みしめ、戦って欲しいと思います。それで少しでも、統一の野球が進歩、成長してくれるなら……。

戦いは終わりました。日が暮れる頃……といってもドームだから日没はわかりません。でも、東京ドームはメンテナンスに入っていました。次の戦いの準備のために。

その戦いとは、そう、来年3月のWBCアジアラウンドです。

勝っても負けても、その光景は余韻を感じさせます。
勝っても負けても、その光景は余韻を感じさせます。

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

まず、謝らなければならないと思っています。当方、そして韓国プロ野球に関わる人達は、完全に慢心していました。2年連続で日本出場チームに勝利し、昨年は統一にコールド勝ち。今年も「勝って当然」という雰囲気が蔓延していました。選手たちに手抜きがあったとは思いませんが、統一の選手達は本当にあっぱれでした。試合後の会見で、統一のリュ・ウエンション監督は「韓国シリーズ全戦にコーチを派遣してSKを偵察した」とのこと。監督以下、選手の姿勢は謙虚で、韓国側が忘れていた部分でした。

4回目となるアジアシリーズ。毎年土曜の夜に行われる韓国-台湾の両出場チームの対戦は、大会の中で、最も緊張感のあるものでした。しかし、昨年SKが躍進したことで、そのことをどこかに忘れてしまっていました。

思い起こせば韓国は、代表戦ではありますが、2003年のアテネ五輪出場をかけた札幌ドームでの予選で、準備不足により台湾に敗戦。そこで反省したはずでした。その結果、06年、WBCアジアラウンドでは入念な台湾対策を練り、勝利したのですが、今回、03年の時のように、油断がなかったとはいいえないでしょう。

「3点以上離して勝たなければならない」と、一発長打にかけたリュ・ウエンション監督と、負けた場合の失点率のことは頭になかったSK。韓国側の誰にもスキがありました。
SKは来年に向けて、今年と同じ目標を掲げることになります。来年もこの大会があることを、世界で一番願う集団となるでしょう。

決勝戦に進んだ、統一ライオンズ。今回は日本勢以外が王者に輝くチャンスかもしれません。心からエールを送ります。

記者席
試合後の記者席

試合後の記者席です。前列が台湾メディア。後列が韓国メディア。韓国は毎週日曜日が新聞休刊日なので、新聞記者たちは土曜日はお休み。記事は書きません。ということで閑散としてます。一方の台湾のみなさん、キーを打つ手に力が入ります。本当におめでとう!

(文・写真/室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。韓国のスポーツ紙でも、2006年よりコラムを毎週韓国語で連載している。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長。

また裏切られました。期待すれば裏切り、見放せば信じられない勝ち方をする。その統一が、SKに勝利で決勝進出です。下馬評ではSK有利の試合でした。統一とファンにはお詫びするしかないですが、でも西武に勝ったSKだけに、ムリもないとご容赦下さい。

ではなぜ、勝つのは難しいと予想された試合に勝利したのか。MVPは2本塁打、6打点のリュ・フウハオであることに異論はありません。でも同時に先発で7回3失点に留めたリン・ウェイピンも同等の殊勲者でした。今季、抑えも務めた彼にとって7回までは、シーズンで二回しかありません。それも急な先発だったのですから。昨日のブログで触れましたが、舞台裏では大きなハプニングがあり、先発予定のハックマンが飛び、彼が投げることになったのです(その顛末は、許しが出れば残りのこのブログでお伝えします)。そんな中での7回3失点。上々の出来、どころではありません。彼の精神力には、改めて賛辞を送りたいと思います。とくに2回に先制本塁打を打たれても動揺することなく、その後も毎回、走者を背負いましたが文字通り踏ん張りました。男、です。彼は心臓の大手術を経ての復活投手。人生最大の好投と賛辞してもいいでしょう。

リュ・フウハオ
MVPのリュ・フウハオです。

でも、ほんと。統一の連中というのはわかりません。勿論、これだけの好試合を演出したのは、彼らに十二分な能力があったからです。野球において、まぐれや運は付き物ですが、でも9イニングを戦う中では、それだけでは絶対に勝てません。

ちょっと冷静に、引いて観たとき……。この試合で他国のチームと戦う国際大会というものの、“別の顔”を見た気がしました。SKは統一のデータを洗い出していても、実際にシーズンで戦ってはいません。だから長所、欠点は発見していても、潜在能力まではわからないのです。統一も、SKのことは同様に詳しくわかっていないはず。そこにある“怖さ”を感じたのです。リュ・フウハオが、SKの抑え・チョン・デヒョンと日々戦っていたら、その実績を先入観に持っていたはずです。とすれば、8回にあのようなヘッドを返したスイングが出来たかどうか。言い換えればリュ・フウハオにとって目の前に出てきた投手は、ただSKというチームの抑えに過ぎない。そして投げるボールにキレはない。極論すれば、その程度の投手だったのです。“顔で投げる”という表現がありますが、その顔は、国際大会では通用しないというわけです。とどのつまりは、グランドで見えるもの、感じるものだけでの勝負。それが国際大会の神髄なのではないか。そんなことを感じました。

では最終日の決勝、対西武戦です。西武の先発は湧井。五輪にも出ているから、まったく知らないはずはありません。でも日々戦っている投手ではないから、湧井のボールに対する先入観も少ないはず。もし日本シリーズまでの疲労を抱えてマウンドに登れば、統一打線にとっては「ただフォークの良い投手」だけに映るわけです。そこが勝機でしょうか。あとは投手次第ですが、実際、SK戦で全力を使い切りました。成り行き任せです。序盤に大量失点すれば終わりです。でも、それぞれの投手が“ネンイチ”の投球をするかも知れません。

だから予想は不可能です。もう意味はありません。刮目して一回一回を観る。あとは野球の神様だけが知っていることです。

リン・ウェイピン
高津に似ていますが、“男”、リン・ウェイピンです。

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

ブログ更新をサボりました。

8/28から書き始めて79日。
ついに80日目にして力尽きました。

だからどうしたってことです。
別にええやんか。しほ子で。
開き直りです。

しほ子日記の方がおもしろいかもしれませんよ。男性ファンがつくかも。かも?

1回サボるのも10回サボるのも一緒なので、
これから『野球好きP代理日記』っちゅうもんが流行ると思います。代理です。
みなさんよろしくです。

アジアシリーズの決勝は大熱戦でした。台湾・統一ライオンズが大健闘でした。
統一は韓国・SKを大差で破って決勝進出し、西武との予選リーグも1点差でした。

今日の決勝はシビれました。
決勝にふさわしい最高のゲームになりました。

アジアのレベルが上がったのか、西武が余裕をこいてたのか…。
いずれにしても日本は危機感を持たないとそのうちやられます。

クラブチームでも互角ならば、代表になるともっと接戦・僅差になるでしょう。
3月のWBCは冷や汗カキカキになるかもしれません。

2次リーグに進むアジア枠2つに入れないかもしれません。
東京ドームラウンド敗退なんてこともあるかも・・・。かも?ホンマありまっせ。

とりあえず今シーズンのプロの野球中継は終了しました。

次は、プロ野球コンベンション・ガンバレ日本プロ野球、
NPB12球団ジュニアトーナメントです。

まだまだ野球好きかも。かも?
代理好きです。


野球好きP。

いよいよ明日、アジアシリーズ決勝戦を迎えます。
2勝1敗で、埼玉西武、SK、統一が並びましたが、失点率で
決勝は「埼玉西武ライオンズ×統一ライオンズ」のライオンズ決戦となりました。

明日の決勝を前に、SKワイバーンズと統一ライオンズの応援席をご紹介。
アジアシリーズでは学生野球のように、内野に応援席を設けてチームに声援をおくってます!国によって応援方法も様々なので、その場にいるだけでも楽しめます!

DSCF3110.JPG

まずはSK。


SKには、次長課長の河本さん似の応援団長がいて、
室井さんが作成した日本語のボードを持って、片言の日本語で場を盛り上げていました。
チアリーダーのダンスも、どこの国よりもセクスィーで必見です。


続いて統一ライオンズ!
今日のSK戦の応援席には、埼玉西武のユニフォームを着た方や、
阪神タイガーズの林選手のユニフォームを着た方や、統一のものを着た方などが集い
様々な人間模様が垣間見れました。

中でも人気をだったのが統一ライオンズのチアリーダー!

DSC03102.JPG

檀上に上がり、踊り始めるとカメラを持った人がわんさか集まりだして・・・。
確かに、あの美貌でヘソ出しルックとくれば、人は集まる、もとい群がりますよね!
明日が彼女達を見られる今年最後のチャンスかもしれませんよ!

DSC03111.JPG

頭に虹をつけている、統一のマスコット“OPEN小将”も大人気でした。
いわゆる今流行りのゆるキャラで、遷都くんなんて比じゃありません。
ドアラも油断してられないかも。かも。
早速、ニホンの女の子の心もつかんで、通路で大撮影大会が行われてました!
確かにこのユルさ、たまらないかも(笑)

DSC03114.JPG


本家のライオンを模したマスコットも負けじと頑張ってましたよ!

DSC03121.JPG

統一のチアとゆるマスコットは、明日も見られます!
是非、この国際的な雰囲気を肌で感じてみてください。

プロモ担

あれっ?スランプ中の野球好きPは?!
そうです。
アジアシリーズ滞在4日目ともなると、ヘロヘロです。
韓国語と北京語を身につけるために
動き回ってます。
ウソです。
関西弁しかしゃべれない 単なる人気者です。


がんばれ日本プロ野球です。オモロイです。ジャガポックル 相当 頑張りました。
ちゃう、アジアシリーズです。


なんしか 明日は決勝戦です。西武ライオンズ 対 統一ライオンズ。


ライオンズ vs ライオンズです。どっちがどっち??


そんな東京ドームには、写真のようにキャッチャー後方に
ドッカと看板があります。
でも、1回表と7回表にしか見れません。
限定です。見逃さないで下さい。


今回はイバンがずっと来てます。
オドロキです。ミラクルです☆


ラスト1日、頑張りましょう!


今日の2試合目、SK対統一の中継ディレクターを担当して、
失点率がらみでフラフラになってブログ更新をついにサボった
野球好きPの代理のしほ子。

14日の中国・天津戦を15-0のコールドゲームで勝利したSK。ここからは決勝戦を見据えた戦いとなります。

キム・ソングン監督は、天津戦を前に「中国、台湾での試合では、勝ってもピッチャーはあまり使いたくない」とのこと。結果、天津戦では先発、ソン・ウンボム以降、イ・ヨンウク、チョン・ビョンドゥ、キム・ウォンヒョンの各投手が登板し、勝ちパターンの投手を温存することができました。台湾・統一戦でも、先発が予想される、チェ・ビョンヨン投手が序盤をきっちり抑えることが期待されています。チェ・ビョンヨンは昨年の本大会でも統一戦に先発。5回をソロホームランの1点に抑え、勝ち投手になっています。

一方の打線ですが、キム・ソングン監督は「統一は変化球投手が多いので、それに対応していきたい」とのこと。昨年は13-1で勝利しましたが、相手投手の四死球でチャンスを広げたという点もあります。チャンスで一気に攻め込めれば、SKは有利に試合を進められそうです。

また、前回記した、パク・キョンワン捕手ですが、天津戦には出場せず、統一戦には状況により、途中から出場の見込みです。そして、決勝戦に進出した場合は、スタメンマスクが予想されます。

さて、14日の試合前ですが、韓国から大きなニュースが飛び込んできました。それは、北京五輪代表で、ヒーローズのエース左腕、チャン・ウォンサム投手(25歳)がサムソンに金銭プラス1名とトレードになったということ。その金額はなんと30億ウォン!(約2億1000万円。今は円高なので。今までなら3億円)。チャン・ウォンサム投手の今季の年俸は8,000万ウォン(約600万円)。トレードマネーがいかに大きいかがうかがえるでしょう。

このトレードは、ヒーローズが球団維持のために「チャン・ウォンサムを売った」と言えます。かつて同じような形で、球団維持のために大物選手を放出し、結果、チームは衰退、消滅していった過去がある韓国プロ野球。その渦中にいたのが、パク・キョンワン捕手であったり、弱体化した球団・サンバンウルを率いていた、キム・ソングン監督です。「チャン・ウォンサムがサムソンに入ったら、打線の援護などで15勝はできる」とキム・ソングン監督。

「SKの独走許すまじ」というサムソンと、お金が必要なヒーローズの利害が一致したこのトレードですが、今後の球界に不安を与える韓国からのニュースに、東京ドームの韓国関係者は大きな衝撃を受けました。

(文・写真/室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。韓国のスポーツ紙でも、2006年よりコラムを毎週韓国語で連載している。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長。

ベタ負けでしたね、西武戦。結果は1対2でしたが、明らかに力負けでした。西武の岸は本来の力からすれば70%くらいの調子。打てても不思議はないキレのボールもありましたが、初対面での対決では、あそこまでが限界でしょうか。

残念なのは前日に本塁打を放ったリュウ・フウハオと3番に入ったチェン・レンフォンが、それぞれ負傷でスタメンから外れたことです。戦力全部がかかって負けたのなら仕方がないですが、台湾シリーズから調子を上げていた二人を欠けば、まあ精一杯だったでしょう。試合後に呂監督は「打順の組み方も間違った」と述べていました。が、それでも多くは望めなかったと思います。とにかく岸の緩急つけた投球に打ちあぐむばかりでしたから。

パン・ウェイルン
好投むなし、のパン・ウェイルン

ただ中国の主審は、あれはなかったですね。潘威倫もよく投げました。5安打2失点ですか。上々です。せめて去年のようなミスの連発、雑で無気力さを感じるプレーがなかっただけでも、ヨシとすべきかも知れません。
でも「仕方がない」だけに、後が深刻だと思います。勿論、監督の采配含め、戦術が伴えば戦い方も結果も変わった可能性がありますが、しかし今の統一にそれを求めるのは酷かと思います。第3日は韓国・SK戦です。西武より打線も振れているし、キッチリした野球をするので、より手強い相手です。

どうするのでしょうね。フツーに統一の攻め方でいくのか、一か八かの奇襲でもかけるのか。戦績は一勝一敗。SKに勝てばまだわからないのですからね。見どころはそうした“姿勢”でしょうか。あと先発が間違いないハックマンがどんなピッチングを見せてくれるか……。

と、書いているうちに裏情報が入ってきました。なんと……。ちょっと今の時点では差し障りもあるので書けません。ごめんなさい。

ただ、SK戦にハックマンの登板がなくなったことだけは書いてもいいかな。

統一、ピンチです。

ハックマン
幻と終わったハックマンの登板

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

東京ドームです。滞在は3日目です。

生中継中は意外とバタバタしています。
少~しスランプです。
野球ネタ以外に行き詰ってます。
もともと不調です。
写真は中継車です。無理やりです。


スタッフは40人ぐらいでしょうか?そんなもんです。

朝早くからみんなごくろうさんです。野球好きです。
夜も遅いのに、ついつい飲んだくれかもしれません。

明日は中国・天津ライオンズ戦です。デーゲームです。
睡魔に負けてます。

今日はこのぐらいにしといたろです。

野球好きP。

大会が始まりました。統一の初戦は中国・天津でした。結果は……勝ちました。潘武雄の生涯初というサヨナラスリーランで、です。でも、前日のブログでの“予感”が半分的中しました。負けるかも知れない試合でした。9回まで3対4。二死三塁で、代打は新人の郭俊佑。ところがこの子がレフトへの同点打。さすが統一期待の新人でした。

「クロ(郭俊佑のニックネーム)は初めてのドーム、慣れない人工芝ということで、レフトの守備練習でももたつきがあった。それで控えにした。でも明日の西武戦ではスタメンで使います」とは呂文生監督。SKに敗れ、気を引き締めてくるであろう西武に対して、この新人が再びなにかをしでかすことを期待したいです。対西武の先発はエースの潘威倫です。肩の疲労痛で苦しんだ去年、今年ですが、終盤から回復したとのこと。ビシッと四隅に決められれば、そう連打は喰わない(と期待します)。国際大会の常連でもあるし、きっと良い投球をしてくれる(と期待します)。

聞けば、統一も今年はかなりデータを入手しているとのこと。CPBLから派遣されたスタッフが、韓国シリーズまで偵察陣が出向いたそうです。いきあたりばったり風のゲームをしているような統一としては、意外です(慣れないことはして欲しくないけれど)。

でも、打線は本来の動きにほど遠かったですね。まだ眠っている感じでした。デイゲームということもあったでしょうか(台湾では気候ゆえ、ほぼすべてナイターです)。今日はどうでしょう。起きて欲しいものです。第2試合では西武が韓国・SKに敗れました。某実況アナ氏は「SKと統一の決勝もいいね」とも。そうなったら日本球界も目を覚まし、この大会に取り組む姿勢も変わるでしょうか。ならば、観衆がらがらの決勝となっても、意味があるというものです。眠っているのは、統一だけではないのです。

5回、追撃の本塁打を放ったリュウ・フウハオ。細身ですが、バネの利いたスイングがウリです。
5回、追撃の本塁打を放ったリュウ・フウハオ。細身ですが、バネの利いたスイングがウリです。

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

毎年、初戦ナイトゲーム日本戦の翌日に、昼12時台の中国戦を迎える韓国。アジアシリーズ2日目の朝は韓国チーム関係者にとって、いつもつらいです。

さて、13日の埼玉西武戦、SKは勝利しました。昨年、中日から勝ち星を挙げていることと、シリーズ終わりで、万全とはいえない西武相手だっただけに、SKナインは「喜びを爆発!」ということはありませんでした。

戦前の注目は「キム・グァンヒョンが投げるのか?」ということでした。試合前、キム・ソングン監督は「韓国シリーズが終わった日に、キム・グァンヒョンにアジアシリーズ初戦の先発を伝えた」ということで、エースの登板は前々から決まっていました。しかし、この数日間で監督を悩ませる事態が起きます。正捕手、パク・キョンワン選手がアキレス腱を痛めたためです。これにより、キム・グァンヒョン投手の起用を、パク・キョンワン回復まで延ばすか?という考えも出てきたようです。

結局、予定通り、キム・グァンヒョンの先発となりましたが、チョン・サンホ捕手とのバッテリーは、いつも通りとはいきませんでした。

パク・キョンワンは自身の状態について、試合前「トレーナーからは台湾戦(15日)からは出られると聞いている。しかし、きょうの試合、できれば途中からでも出ておきたい。西武の打者たちは積極的に打ってくるという印象がある。注意するべき選手は1番打者で二塁手のカタ…タ…(「カタオカ」と教えてあげる)、そうそう片岡。初球から走ってくるし積極的だ。(代わりにマスクをかぶる)チョン・サンホは高校時代を除けば、はじめての国際大会で緊張すると思う。ベンチからサインを出すかどうかは、チョン・サンホがちゃんとやると思うよ」とのことでした。

パク・キョンワンは8回からマスクをかぶり、4番手のイ・スンホ投手の特徴をうまく引き出しました。特にスローボールを効果的に使い、審判の判定も味方にして打者6人から4三振。さすがパク・キョンワンというリードでした。

14日は天津ライオンズ戦。統一相手に接戦をしたそうなので、どんなチームかとても楽しみです。

ボード

上記の写真は、SK側応援席でチアリーダーや応援団長が客席に掲げている、選手名や掛け声のボード。日本人向け応援用に、毎年当方にて約40種作成し、球団イベントスタッフに進呈しているものです。

(文・写真/室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。韓国のスポーツ紙でも、2006年よりコラムを毎週韓国語で連載している。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長。

SK野手陣ですが、俊足選手と長打力がある選手、両方が揃っています。では、誰がポイントとなるかというと、これがなかなか難しく、チャンスをつかめばどこからでも点が取れる打線です。

足の速い選手では、金メダリスト紹介で記した、セカンドのチョン・グンウ選手。その他には、強肩でもあるキム・ガンミン選手、得点圏打率が3割4分7厘の左打者、パク・チェサン選手、小技の利く、控えでの起用が予想されるチョ・ドンファ選手といった外野手が並びます。

彼らを還すのが中軸の打者たちです。先日紹介した、イ・ジンヨン選手に加え、昨年のアジアシリーズで山井大介投手(中日)からソロアーチを放った、キム・ジェヒョン選手。そして、細身ながらパンチ力のある、チェ・ジョン選手も注目の存在です。チェ・ジョンは打率3割2分8厘でリーグ3位。チームトップの成績です。どのようなカウントでも満遍なく結果を残し、欠点の少ない選手。代表選手に選ばれても遜色ないのですが、いままでは同じくサードの、キム・ドンジュ選手(トゥサン)という大きな存在がいたため、機会が巡ってきませんでした。しかし、キム・ドンジュが北京五輪を最後に代表選手から退く意向を見せ、チェ・ジョンは次のWBCがチャンスとなりそうです。キム・ソングン監督も「頭を下げてでも、チェ・ジョンを代表選手に選んでもらう」というほどで、今回のアジアシリーズでは要チェックです。

チェジョン
ベビーフェースだが、やるときはやる、チェ・ジョン

そして4番を務めるのが、パク・チェホン選手。打点、ホームラン、二塁打の各部門でチームトップの成績を残しました。バッターボックス内側いっぱいに構え、じっくりボールを見極めるタイプなので、投手にとっては投げにくさを感じるかもしれません。かつては3割30本30盗塁を決めたプレーヤー。国際大会でも好成績を残しているのが強みです。

パクチェホン
以前は国際試合に強いことから「リトルキューバ」と呼ばれた、パク・チェホン

昨年同様、今年も東京ドームの前日練習でも、各選手気持ち良さそうにサク越えを連発していました。「バッターにとって最高の球場!」なんてイ・ジンヨン選手は笑顔いっぱい。チョン・グンウ選手もロングティーなのに、打球が何度もフェンスを越えていきました。これには福原峰夫コーチも「はぁー、すごいねぇ」と感心しきり。彼らにとって東京ドームは水が合うようです。

心配なのが、正捕手のパク・キョンワン選手が左足アキレス腱を負傷しているということ。これはピッチャーのローテーションにも変化が生じ、「パク・キョンワン選手が初戦には間に合わない、イコール、キム・グァンヒョン投手が決勝戦の先発登板に回る」とも予想されています。

韓国の初戦となる13日の埼玉西武戦は、どんな戦いになるでしょうか。

(文・写真/室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。韓国のスポーツ紙でも、2006年よりコラムを毎週韓国語で連載している。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長。

今日も東京ドームです。東京ドーム好きです。

アジアシリーズが開幕しました。4回目の開催です。
朝8時集合です。眠いです。

各国のメディアもお馴染みのメンバーです。
試合中も遠くから手を振ってきます。
アジア交流シリーズです。


ほとんどがボディランゲージです。なぜか通じます。不思議です。
お互いしゃべれないのに、母国語でペラペーラぺらぺらで話しかけられます。

とりあえずうなずいて握手です。結果丸くおさまってます。そんなもんです。
正直名前も知らない人ばかりです。顔だけ知ってます。

たぶん向こうもそうです。
出会うと『お~~』から始まって、後は適当にブロックサインで会話です。
アジア親交に貢献しています。
そのうち水道橋で一緒に飲んだくれてるかもしれません。意気投合です。


写真は放送席です。
左から、木村公一さん、解説が橋本清、実況がデブの石原です。
おなじくデブの宮澤と、貧相な吉田もいます。全くもってどうでもいいことです。

今日から4日間べったり東京ドームです。

この4日間で韓国語・北京語をマスターできるかが課題です。
毎年の課題ですが、いつも挫折です。

アニョハセヨ、ニイハオでいいのか!今夜も寝れません。

とりあえず野球の試合はやってます。アジアシリーズです。


野球好きP。

前日の公式練習を見に行きました。午前10時から、わが統一獅隊。見慣れた顔ぶれです。ですが、どこか去年とは違う気がしました。自信というか、落ち着きというか。兄弟との台湾シリーズを勝ってきたためでしょうか。それとも去年に続く2度目の東京ドームだからか。練習態度にも、浮かれた感じがしませんでした。でも統一は期待と予想を裏切るチームです。まだ信用は出来ません。

明日は統一と天津の試合から今シリーズがスタートです。統一の先発は林正豊(リン・ゼンフォン)。今季、5勝3敗だった投手です。ストレートはMAXで146キロくらい。チェンジアップが持ち味の投手です。シーズン5勝の投手ですが、彼がフツーの投球をしたらまず負けることはないでしょう。統一打線がリズムを掴めば、7回コールドもアリです。申し訳ないですが、天津はそのくらいのレベルに映りました。勿論、ともに初対戦ですから、断言は出来ません。統一は、期待と予想を裏切るチームです。

リン・ゼンフォン。温泉帰りではありません。
リン・ゼンフォン。温泉帰りではありません。

打線では、郭岱琦(クォ・タイチ)がいい当たりをしていました。シーズン8本塁打の彼ですが、打球は小笠原のようにスタンドイン連発でした。フリー打撃だけなら、30本塁打の打者でした。「ドーム球場は、やっぱり飛びます」。郭だけでなく、多くの打者が口を揃えていました。「ボールも台湾での使用球より飛びます」。劉芙豪(リュ・フウハオ)は、そうも言っていました。心配なのは、みんなが錯覚して本塁打ばかり狙いに行くことですが、統一の面々でも、さすがにそこまでアホではないと信じています。しかし、天津相手だからと「いつでも点が取れる」と甘く見てはいけません。これは、少し心配です。

クォ・タイチ。雰囲気は3割打者です。
クォ・タイチ。雰囲気は3割打者です。

それに、本当の敵は西武であり、SKです。ただ勝つのではなく、翌日に繋がるような内容ある勝利を願います。

ただ、天津チーム。彼らも練習から一生懸命さが伝わってきました。初めてのドーム。初めての人工芝。こんな球場で試合をしたことのない彼らには、ただそれだけでも十分にハンデになるはずです。そんな環境で、どんなプレーを見せてくれるか。

この大会は、アジア一を決めると同時に、各国・地域の野球への活性化という目的、意味合いもあります。中国は代表ではなく初めて単独チームでやって来ました。彼らも、中国のリーグ戦で優勝してきたという自負があるはずです。そして、本国では認知もされないマイナーな野球でも、彼らにとっては人生なのです。そんな意地が観たいものです。

当たり前か、不思議なものか。視点を移すだけで、主人公が変わり、垣間見えてくる野球人生もまた、変わります。だからみんな、主役です。だから勝敗より、いい試合を見せて欲しいと思うのです。

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

東京ドームの隣です。JCBホールです。

ついにWBCのスタッフが正式に発表されました。
監督とコーチ、7名の布陣です。

コーチには2名の監督経験者がいます。
知った顔も何人かいます。会見中に目が合いました。
報道陣もすごい数でした。


原JAPANの愛称も決まりました。

            『SAMURAI JAPAN』 です。

前回とは相当注目度が違います。200人以上の報道陣が来ていたと思います。

会見で王さんが言ってました。
『前回、コーチ発表の記者会見なんてなかったでしょう。
それだけ今回はかなり注目されているんだと思います』

その通りです。これからがいろいろ大変だと思います。
ただ選手もそれだけやりがいがあるってもんです。燃えてください。

野球の仕事にかかわるものにとっても、最高のイベントだと思います。
幸せもんです。真の野球日本代表が見れるからです。
国と国との真剣勝負です。メジャーリーガーも参加します。

2009年1月末には第1次の候補選手45名が決まります。
2月中旬には国内キャンプも始まります。サムライが勢揃いです。

そして2月末には最終メンバー28名が決定します。
3月5日から東京ドームで、韓国代表・台湾代表・中国代表とのアジアラウンドです。

まずはアジアラウンドを勝ち抜くことです。
私も今から、韓国語と北京語をマスターしようと思います。ウソです。
日本語からちゃんと習います。


野球好きP。

11日、ベンチ入りメンバーが発表されました。10日の本項目「頂点を目指すSK首脳陣(1)」で「投手交代の際、マウンドには加藤初コーチとともに、パク・チョルヨンコーチが上がる」と記しましたが、今回の通訳登録は戦力分析チーム(スコアラー)のキム・ジョンジュンチーム長なので、キム・ジョンジュンさんが加藤コーチの横にいるかと思います。ちなみにキム・ジョンジュンさんは元選手で、キム・ソングン監督の息子さんです。

さて、SK投手陣ですが、先発投手はキム・グァンヒョン、チェ・ビョンヨン、ケニー・レイボーンの3人。キム・グァンヒョン投手については先日ご紹介したので、他2投手をご紹介します。チェ・ビョンヨン投手は今季10勝2敗。140キロ台前半の直球とスライダー、カーブ、チェンジアップ、時折りナックルを投げる投手です。詰まらせて外野フライが増えると、チェ・ビョンヨンの状態がいい時でしょう。

チェビョンヨン
ナックルを投げるチェ・ビョンヨン

ケニー・レイボーン投手は広島、台湾でもプレーしました。今季は5勝3敗。ストレートの次にチェンジアップをよく投げます。フォアボールが多いですが、走者を置いても動じないのが持ち味です。

レイボーン
昨季は17勝を挙げたレイボーン

そしてSKの得意分野が細かな継投です。左打者に対してはシーズン最多登板タイの85試合に投げ、ホールド王となった左腕、チョン・ウラム投手、セットアッパーは通算806試合登板で歴代1位のサイドスロー、チョ・ウンチョン投手が務めます。そして、抑えには先日ご紹介した、チョン・デヒョン投手が控えます。

その他に、SK球団創設期のエースで、04年には15勝を挙げた左腕、イ・スンホ投手が肩の負傷から復帰。ブルペン陣に厚みが増しました。また、強気の投球とスライダーが武器のユン・ギルヒョン投手、WBC代表で今季シーズン途中にキアから移籍した左腕、速球と荒れ球が特徴のチョン・ビョンドゥ投手など、短期決戦での投手のやりくりは困らなそうです。

キム・ソングン監督は、昨年のアジアシリーズ決勝戦での敗因に「継投ミス」を挙げました。今回は昨年以上に慎重かつ、根拠のある継投をしてくることでしょう。

(文・写真/室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。韓国のスポーツ紙でも、2006年よりコラムを毎週韓国語で連載している。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長。

11日、東京ドームホテルでは監督会議の後、記者会見が行われました(ネタが野球好きPとかぶりました・失敬)。

台湾ブログなので、主役は統一・呂文生監督です。
台湾ブログなので、主役は統一・呂文生監督です。

記者たちの焦点は、韓国SKが西武を破るか、と言う点でした。それほど今年の大会は、戦力拮抗。これまでの「日本チームが勝って当然」というようなぬるいムードはないのです。そのためか、各国の記者たちも西武の主力選手の欠場に関心が集まったようです。とくに抑えのグラマン、主軸の中島が不在で、大丈夫なのかと。渡辺監督は「決して手を抜く意味で外したわけではない。戦える状態ではないから、外さざるを得なかった」と強調していました。まあ、勝負は結果がすべてです。勝てば官軍。

ちょっと残念だったのは、台湾・統一の影が薄かったこと。SKの強さは誰もが認めるところですが、じゃ、統一はどうなんだい。SKへのライバル意識、リベンジ意識は前述の通りです。でもこの際、西武まで下して、台風の目となってやれ!

さて。記者会見の後、ちょっとした再会がありました。西武の渡辺監督と、統一の一色優トレーニングコーチです。ふたりは5年くらい前、台湾の中南部の嘉義という街で、リーグは違えど交流があったふたりです。

渡辺監督は投手兼コーチとして年代勇士というチームに在籍。一色コーチは和信鯨隊のトレーナーでした。わずかな時間でしたが、当時のこと、最近のことを語り合ったふたり。それにしても渡辺監督は、台湾時代のことをなつかしく話します。

「だって俺、台湾好きだもん」

一色コーチも、もう台湾暮らしが10年を越えました。渡辺監督は台湾時代の言葉の出来ない中での、決して環境の良いとは言えない中での経験が、今の指導者としての礎となっています。一色コーチはプロの経験こそなく、台湾球界で脚光を浴びない立場ながらも、堅実に選手たちに信頼されるコーチとして生きています。人生いろいろです。野球界は狭いです。それでも、こうした“野球人生”の交錯が垣間見られるのも、アジアシリーズがあったからこそ、です。

今大会では、ゆっくり昔話をする時間も余裕もないですが、選手のガチンコ対決とは別に、こんな再会があったことも、お伝えしたいと思いました。

5年ぶりの再会。ちょっとふたりも、年をとりました。
5年ぶりの再会。ちょっとふたりも、年をとりました。

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

打撃部門を担当するのは伊勢孝夫コーチです。ヤクルト時代、野村監督の下で「ひと目で球種や配球が分かるチャート表を作って欲しい」と言われ、データ分析の鬼となり、その後、幾度もチームの優勝に貢献。その手腕はSKでも発揮されています。

伊勢コーチは「まだ韓国の選手にはID野球の“いろはのい”も伝わってない。せっかく叩き込んだデータを打席に入って忘れてしまっては意味が無い。そしてベンチにいるときも、常に相手投手を観察する眼が必要」と話します。伊勢コーチにとってまだ満足のゆく状況ではないももの、SKの攻めは、相手投手の傾向を素早く見抜き、少ないチャンスをものにする技術に秀でています。アジアシリーズでも西武投手陣を、どう攻略するか見ものです。

伊勢コーチ
試合中もベンチ横で指示をだす、伊勢コーチ

守備担当は福原峰夫コーチ。試合前のグラウンドには、ノックバットを振るう福原コーチの声が響きます。SKは長い時間をかけ、密度の濃い練習をするのが特徴。鍛え上げられた選手たちは、自国リーグで優れた守備力を見せました。しかし福原コーチは「まだ1球に対しての重み、怖さを日本の選手に比べると、わかってないのかもしれない」と語ります。SKナインにとって、2年連続のアジアシリーズという舞台は、それを身をもって感じる最高の教材となりそうです。

福原コーチ
いつ見ても男前の福原コーチ

キム・ソングン監督、そして3人の日本人コーチがいることで、日本では「SKは日本式」と伝えられることがありますが、必ずしもそうとは言えません。その辺は日本人コーチの方々も否定します。「日本のよい部分を注入した韓国式」とでもいいましょうか。う~ん難しいですね。

日本シリーズを制覇した埼玉西武と韓国のSK。この両チームの攻めには似たような点があります。そのひとつが、失敗を恐れない積極的な走塁です。ただこれが、日本らしい攻め方とは言えないでしょう。そもそも、何が日本らしいのか分からなくなってきました。いずれにしても、西武とSKの激突は、面白い戦いになりそうです。

アジアシリーズ開幕までにSKの戦力について記していきたいと思います。

(文・写真/室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。韓国のスポーツ紙でも、2006年よりコラムを毎週韓国語で連載している。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長。

いざ日本出撃!
いざ日本出撃!

日本シリーズの決着に気を取られている間に、アジアシリーズへの参加国は来日となりました。今日11日には韓国、台湾、中国の3チームは東京に集結なのです。

前日10日には、台湾・統一ライオンズの壮行会が開かれました。場所は台北の華國飯店。統一が台北遠征で使用する、いわば定宿です。小生も泊まったことがあります。ちょっと古いですが、格式あり食事もまずまずのホテルです。ちなみに西武は、こうしたイベントはするのでしょうかね。たぶんないですね。残念です。

でも、渡辺監督はかつて、台湾で投手兼任コーチをしていました。この手の大会には、あるいは原監督より誠実に臨むことでしょう。監督会議で、流ちょうな北京語を操る渡辺監督の姿が想像されます。

さて、統一です。台湾は大会始まって以来、第二回のLanewが2位になったのが最高です。去年はSKに7回コールド負けを食らいました。どうもこの屈辱が、今でも根深くあるようです。「日本には勝てなくても、韓国がSKなら、なんとしても」という気概が強いと聞きます。楽しみです。ただし、戦術面、選手の能力を鑑みて、SKに分があることは否めません。西武相手にもSKなら勝つことも不思議ではないです。

そんなSKに統一が勝てる要素があるとしたら……。ハッキリ言って先発投手次第です。統一のSK戦の先発は、耳にしていますが、ここでは書けません。機密漏洩になります。でも、誰であれ統一対SKは三日目です。順当なら中国・天津に勝利し、翌日の日本戦に誰が投げるか。もし私が監督なら、日本戦は手を抜きます。手を抜くという言葉が不謹慎なら、あえて好投手を先発させません。でもって三日目のSK戦に総動員すべきでしょう。総動員なら一人の投手の投球数も少ないわけで、それで勝って翌日の決勝となっても、負担はそう大きくはないわけです。というか、SKに負けてはそこで終わりです。先発候補を使い切らずに三位決定では、去年と同様に悔いも残ります。呂文生監督は、そこまで考えているでしょうか。わかりません。わからないので、明日、聞いてみることにします。

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

東京ドームホテルです。

アジアシリーズの監督会見です。
出場4チームの監督が一同に集まりました。

西武の渡辺監督は台湾でも活躍しました。
3年間で35勝を上げました。コーチも兼任しました。


台湾・統一ライオンズとのライオンズ対決も楽しみです。
ライオンズまみれです。

しかし!気になるのは、西武の選手がフルメンバーで来るかどうかです。

細川・中島はけがで出場微妙ですし、ボカチカは帰国しました。
石井一久と西口も出場しないでしょう。岸・涌井も相当疲れているハズです。

ということは、ワイバーンズあたりが断然!張り切りそうです。かなり有利です。
昨年は予選リーグで中日を初めて破り、決勝も1点差で惜しくも負けました。

相当リベンジに燃えているハズです。西武が負けると嫌なムードです。
3月にはWBC予選があります。なんとなく不吉です。

でも渡辺監督はやってくれるでしょう!

日本シリーズの優勝監督インタビューでアジアシリーズの事を聞かれると、
『全く考えてません』 なーんて、なーんて、なーーーんて答えてましたが、が!
今はちゃんと考えてると思います。韓国語をマスターしているハズです。

台湾・統一戦には北京語で采配するハズです。
野球から離れてます。アジア語学研修シリーズではありません。

許銘傑もかなり張り切るでしょう。出るの?一応ベンチには入ってます。

てなわけで、大前さんもしゃべり倒すために大阪からやってきました。
決勝の実況は大前一樹さんです。解説は復活・斉藤明夫さんです。


野球好きP。

(6)11月1日 ●統一0-5兄弟○
(7)11月2日 ○統一4-0兄弟●

さて、3勝2敗で迎えた第6戦。地力に勝る統一が、このまま勝つかに思えました。ところが予想に反し、それも完封負けという結果に。去年のこのブログから書いていますが、統一というチームは本当に予想ができません。期待させれば裏切り、見放せば快進撃を演じる。ま、プロ野球というものが興行(エンタメ)であるとするなら、アジアの中でもこれ以上に楽しませてくれるチームもないと思います。こりゃ今年は兄弟かな。そう思ったら、最終戦、統一が完封勝利を収めました。3回、5回と連打で加点し、あとは先発のハックマンが4安打の完封。展開的には、わりとアッサリした優勝でした。これも結果論は否めませんが、兄弟の力もここまでで尽きていたかなという感じでした。

最終戦完封のハックマン投手です。
最終戦完封のハックマン投手です。

それでも7試合で球場に詰めかけた観衆は9万6825人。これは91年のプロ発足以来、最高の動員数だったそうです。1試合にすると約1万4千人。数字だけ見れば日本とは比較になりません。でも台湾の人口は日本の約五分の一、およそ2300万人の“島都市”です。人口約1億2千万の日本に換算すれば、7試合で48万人! 1試合平均7万8千人という数字になります。とんでもない数字です。あくまで換算です。でも、凄い数字です。

統一の本拠地台南球場の収容人員は1万2千人です。単純に2千人があぶれたか、無理無理に入ってイモ洗い状態になったわけです。

台湾での公式戦の平均的な観客数は1500人から2千人くらいでしょうか。ひどいときは800人くらいの試合もあったと記憶しています。それが7万8千人です!やれば出来るんです!

前述の八百長騒動を蹴散らし、熱ある戦いを見せれば、お客さんはやって来る。そんな思いを改めて感じさせたという意味でも、今季の台湾シリーズは、例年と少し趣の異なるものだったと思います。それだけに、敗れたとはいえ兄弟は殊勲です。台湾シリーズに勝ってアジアシリーズに臨む統一には、兄弟のぶんまで東京ドームで暴れて欲しい……そう思っています。でも統一だからなあ(苦笑)。

お約束のシャワーです。台湾はグランドでやります。ファンも参加気分が味わえます。
お約束のシャワーです。台湾はグランドでやります。ファンも参加気分が味わえます。

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

アジアシリーズ優勝を目標にしてきた今年のSK。今回はキム・ソングン監督と加藤初投手コーチをご紹介します。

昨年からSKの指揮を執り、見事2年連続して頂点に導いたのは、キム・ソングン監督。京都・桂高校を卒業後、韓国の実業団でプレー。1982年に発足したプロ野球で指導者を歴任し、今年9月3日に、史上2人目の監督通算1,000勝を挙げた韓国を代表する名将です。「野球の神」から「野神」と呼ばれるキム・ソングン監督。選手個々への徹底した指導と、細かなデータ分析が特徴です。WBC監督就任の声も上がりましたが、健康面を理由に受諾はしませんでした。

余談ですが、試合以外でもデータ重視か?ゲンを担ぐことでも有名です。先日の韓国シリーズでも、昨年、羽織ったジャンパーを脱がなかったところ優勝したため、今年もそれを守ったり、朝出かける際、自宅マンションのエレベーターで他の住民に会わず、その日の試合に勝利すれば、翌日は極力、ひと気のない時間帯を選んで外出するなど、非常に徹底しているようです。アジアシリーズ終了後、今回はどんな縁起を担いだのか聞いてみようと思います。

キムソングン監督
キム・ソングン監督

投手コーチを務めるのは、現役時代の「鉄仮面」という愛称で知られる、加藤初投手コーチ。SKはデータに基づく細かな継投をするため、加藤コーチは頻繁にマウンドに上がります。作戦なのでしょうがないですが、相手チームファンからは加藤コーチが登場すると「またぁ~」と言った声が聞こえてきます。

通常、加藤コーチは通訳さんとともにマウンドへ上がりますが、昨年のアジアシリーズではベンチ登録の都合上、日本語が上手い、パク・チョルヨンバッテリーコーチが加藤コーチとともにマウンドに行きました。今回はどういった形になるか分かりませんが、もし加藤コーチの横に、やけに体格がよく、加藤コーチより投手に指示を出す人がいたら、それは通訳さんではなく、パク・チョルヨンでしょう。

加藤初コーチ
加藤初コーチ(写真右)

次回は、伊勢孝夫打撃コーチと福原峰夫守備コーチです。

(文・写真/室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。韓国のスポーツ紙でも、2006年よりコラムを毎週韓国語で連載している。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長。

会社です。

今朝の各スポーツ紙の一面は日本シリーズでした。
視聴率も関東は平均で28%ほどでした。

次はアジアシリーズです。
もう今週の木曜日から始まります。スグです。
例年よりもかなり慌しく感じます。

昨年までは、日本シリーズ終了から1週間以上間隔があいてました。
今年は、前日練習などを考えると中2日で始まります。
いいのか悪いのか、なだれ込みです。バタバタのバタやんです。

出場は、埼玉西武ライオンズ、天津ライオンズ、統一ライオンズ、SKワイバーンズです。
ライオンズだらけです。ライオンズまみれです。
別にSKだけ仲間はずれではありません。たまたまです。

かえって"ワイバーンズ"が目立ちます。ひらがなで書くと"わいばーんず"です。
いい感じです。1チームだけワイバーンズです。そのままです。

今日、入場のアクレディーパスを、しほ子から受け取りました。
去年までと違うところは、本人の顔写真がありません。
顔写真がないので、載せてみました。
だからどうしたって感じです。

てなわけで、日本チームの4連覇を期待します。

もしかして、ワイバーンズがライオンズを破って優勝したりして・・・。

いずれにしても13日(木)からアジアシリーズが始まります。
J SPORTSは全試合生放送です。


野球好きP。

今年、韓国の選手たちが最も注目を浴びた瞬間というと、間違いなく北京オリンピックだと思います。今回アジアシリーズに出場するSKワイバーンズからも、韓国野球代表24選手中、4人(トゥサン、サムソンと並び最多人数)が北京でプレーし、見事金メダルを手にしました。今回はその4選手をご紹介します。

まず、最も印象に残っている選手といえばやはりこの人。予選、そして準決勝で日本戦に先発した左腕、キム・グァンヒョン投手です。

キムグァンヒョン

予選では和田毅投手(ソフトバンク)と投げ合い、5回1/3を被安打3、7奪三振、無失点の好投。準決勝では序盤はふらついたものの、8回を2失点に抑え、勝ち投手となりました。北京では準決勝の時、トイレでばったり阿部慎之助選手(巨人)に会ってしまい、いつもの「ほほえみ」で話しかけたというキム・グァンヒョン。アジアシリーズで阿部選手と再会なるでしょうか?

投手ではもうひとり。抑えを務めるサイドスロー、チョン・デヒョン投手です。日本戦では予選の9回裏、3-5で日本が2点を追う1死二・三塁という場面でマウンドに上がりました。ここでチョン・デヒョンはG.G.佐藤選手(埼玉西武)を空振り三振、森野将彦選手(中日)をサードゴロに抑え韓国を勝利に導きました。キューバとの決勝戦でも3-2で韓国1点リードの9回裏、2死満塁で登板。ショートゴロ併殺で金メダルを手にするなど、ピンチに動じない守護神です。

チョンデヒョン

野手では準決勝・日本戦で同点劇を演じた2人が、SKに在籍しています。2-1と日本の1点リードで迎えた7回裏。韓国は1死一塁。この時に代走に出たのがSKのチョン・グンウ選手でした。その後2死一・二塁となって、代打に登場するのが、SKのイ・ジンヨン選手。イ・ジンヨンは藤川球児投手(阪神)の6球目をライト前へ運ぶヒット。この打球で二塁走者、チョン・グンウ選手が、勢いのよい走塁と、捕手のタッチをかいくぐるスライディングで生還。韓国はSK2選手の活躍で2-2の同点にしました。この次の回に、イ・スンヨプ選手(巨人)の2ランホームランが飛び出し、韓国は決勝戦進出を確実なものにします。

チョングンウ
北京五輪で好走塁のチョン・グンウ

イジンヨン
国際大会で強さを発揮する、イ・ジンヨン

今回のアジアシリーズで、北京五輪の激闘を思い出すのも、楽しみのひとつとなりそうです。

(文・写真/室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。韓国のスポーツ紙でも、2006年よりコラムを毎週韓国語で連載している。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長。

(3)10月28日 ○兄弟6-5統一●
(4)10月29日 ●兄弟0-5統一○
(5)10月30日 ●兄弟4-7統一○

上記が第3戦から第5戦の結果です。3戦目は兄弟が勝って2勝1敗としたものの、4、5戦は統一が巻き返し3勝2敗としました。結果だけ見ても今年の台湾シリーズは勝って負けてのシーソーゲーム(ちょっと古いね、表現が)。

兄弟は、主砲の彭政閔が2戦目で足を痛めて途中退場した影響もあってか、このあたりからややブレーキがかかってきました。対する統一は3戦目の終盤にブリトー、陳連宏らの一発が出て、負けはしたものの、シリーズ待ちで間が出来ていた持ち前の打線に火がつき始めた感じがしました。

ちなみに3戦目、両軍あわせ6死球という荒れた展開となり、第4戦ではその影響から選手たちが睨み合い、もみ合うシーンも。3戦目に先発した兄弟のダニー・コーアという投手が2回に危険球で退場したのが伏線でした(でもって同投手は翌4戦目に再び先発するという、ある意味、短期決戦ならではの見どころもあったのですが)。

5戦目もその“流れ”を引きずり、試合終了時にマウンドにいた統一の林岳平がガッツポーズをすると、兄弟ベンチにいた選手たちが挑発行為と受け取って、またもみ合いに。

ご覧のような迫力あるクロスプレーも。
ご覧のような迫力あるクロスプレーも。

実は戦前、兄弟の中込投手コーチがこんな「予言」をしていました。「7試合のうち、3つの負けは想定している」と。要するに自軍の投手陣と統一の打線(あるいは、自軍の打線と統一の投手陣)を重ね合わせ、シミュレーションをしていたわけです。言い換えれば「負けないと想定できる試合」を、いかに確実に勝ちにいけるか。言葉では簡単ですが、この読みは実に難しく、だからこそ興味深いものです。ただ、この3戦~5戦目の死球に端を発した“興奮状態”は、中込コーチの想定外だったはずです。それが結果に影響を与えたとは言い切れませんが、要素としては否めなかった気もします。5戦目の試合後は、興奮した兄弟のファンが統一の選手バスを取り囲み、一時、騒然となったとも聞きました。

ここまで統一の打線は、決して爆発していませんでした。そんな打線に刺激を与え、同時に冷静な試合運びが出来なくなっていたとしたら……。単なる結果論に過ぎませんが、兄弟のシリーズにおける敗因は、この3試合の中にあったようにも思えました。

シリーズでは先発、中継ぎと奮闘した新人の買嘉瑞投手。中込コーチの秘蔵っ子です。
シリーズでは先発、中継ぎと奮闘した新人の買嘉瑞投手。中込コーチの秘蔵っ子です。

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

西武が日本シリーズを制しました。

今年は好ゲームが続いたため、
シリーズ全戦でほぼ満員でした。
こんな大観衆・大歓声のシリーズは久々です。

今日も大接戦でした。シビれました。
球場全体が揺れてました。


しかし最後まで大熱戦でした。
巨人の選手も大健闘でした。紙一重の優勝だと思います。
今後は当然『たつのりLOVE』でいきます。

シーズン前は西武担当として、
まさか日本シリーズまで来るとは思ってもいませんでした。

気がつけば、アジアシリーズまで西武の中継をします。
この1年は西武まみれ、西武だらけの私でした。

さて、JSPORTSは日本シリーズの選手表彰も行います。
当社の社長が選手に直接渡します。いわゆる協賛社です。

2006年から贈呈しています。初年度は札幌、昨年は名古屋でした。
おととしは、新庄のラストゲームで盛り上がり、
昨年はシリーズ初の完全試合か?とドキドキしました。

JSPORTSから渡す賞は、優秀選手賞3名、敢闘選手賞1名です。

今年の贈呈者は、優秀選手賞に西武・平尾、中島、巨人・鈴木尚、
敢闘選手賞は巨人・ラミレスでした。

という訳で今週木曜からアジアシリーズです。
出場4チーム中3チームがライオンズです。ライオンズだらけです。

まだまだ我々は野球だらけです。


野球好きP。




東京ドームです。

明日も来ることになりました。
やはり西武は簡単に負けません。

岸まで投入しました。
日替わりのヒーローは岸と平尾でした。
今日もシビれました。

岸は水曜日に147球で完封しています。中2日でのリリーフ登板でした。
投手出身の渡辺監督ならではの采配だと思います。

おかげで日本シリーズ全7戦を見ることになりました。
幸せです。人より野球好きです。仕事好きです。いや、たぶん嫌いです。

我々はこの後、アジアシリーズの中継です。
韓国・台湾・中国のクラブチームとの対戦です。
プロ野球のアジアナンバー1を決めます。

韓国・SKワイバーンズ、台湾・統一ライオンズ、中国・天津ライオンズ、
そして日本は、読売ライオンズ?西武ジャイアンツ。どっちでしょうか?

どっちでもないです。
怒られます。そんな名前のチームなら、えらいこっちゃです。

とりあえず明日、日本チャンピオンが決まります。


野球好きP。




試写です。
何の試写?
映画ではありません。

ガンバレ日本プロ野球です。
第1回放送の『野茂編』です。

かなり笑ってます。


じゃがポックル中川の記念すべき第1作目です。
中川にとって最初の制作番組が野茂です。相当プレッシャーです・・・か?

おそらく、みんな注目しています。なにせ野茂ですから。
膨大な収録テープを何度も繰り返して見ているハズです。徹夜です。

今日久しぶりに中川を見ましたが、顔がスリムで目の下がクマです。
すばらしいことです。人ごとです。いいダイエットです。

とりあえず、仮に編集されたものを私が見ています。プレビューです。
いわゆる『チェック』です。

ここで私が、『おもろないから、やり直し・・・』
なーんて、気軽に発言すると大変な事になります。人ごとです。

人間、失敗を繰り返して成長します。
私も昔はやり直しだらけでした。今もです。

プレビュー中にテープが切れたこともありました。
デッキごと大阪湾に捨てたろか!と思ったこともありました。

でも今日のプレビューでは、思わず笑ってしまいました。
金村・大塚・野茂のおかげです。ラッキーな中川です。

てなわけで、ガンバレ日本プロ野球 野茂編が近日公開です。
野茂が笑ってます。私も笑ってます。みんな笑ってます。

あとは中川が笑うのを待つだけです。


野球好きP。

ようやっと台湾シリーズの紹介です。

2連覇を目指す統一と、ワイルドカードから勝ち上がってきた台湾No1の人気チーム兄弟の戦いです。でも勢いは確実に兄弟にありました。兄弟としてはプレーオフを3タテで済ませていたので、シリーズ初日まで中五日。先発投手陣もシーズンに近く休養を取れる間隔です。

ポイントとしては、強打の統一打線を兄弟の投手陣がどれだけ抑えられるか。ある意味、その一点だったと思います。なにしろ統一はチーム打率・285(リーグ2位タイ)、本塁打に至っては84本でトップの打撃チームです。対する兄弟のチーム打率も・283ながら、本塁打は半分以下の38本。というか今季、2チームの対戦成績は統一の16勝4敗と、ほとんどボコボコ状態だったのです。この差はひどすぎます。いくらシリーズは短期決戦で別物とはいえ、兄弟が最高のムードで臨んできたとはいえ、結果は明らかでは。そんな見方が大勢を占めていたはずです。

ところが初戦、二戦目までの結果は……。

(1) 10月25日 ●統一3-9兄弟○
(2) 10月26日 ○統一5-4兄弟●

やはり公式戦とシリーズは別物でした。とくに初戦に挙げた兄弟の9得点。完全に立場逆転のスコアです。兄弟の先発はエースの廖于誠。アンダーハンドの若手で、台湾でもくせ者の部類です。統一がプレーオフ待ちで打線に勘が戻っておらず3得点しか奪えなかったのはよしとしましょう。でも兄弟の9得点とは、正直、意外でした。統一の先発はハックマンという外国人投手。7月に途中入団した元メジャーですが、この投手が7回途中まで5失点。でもって、後続の投手たちが次々に火だるま、です。去年からそうですが、打撃の統一というぶん、投手力、とくに抑えが不安定です。不安定というより、事実上、不在です。このあたりは後述しますが、統一の最悪、典型的負けパターンでした。“勝つときは派手だが、負けるときもガタガタ”という統一の面目躍如(?)です。二戦目は接戦でなんとか勝敗を五分にしましたが、エースの潘威倫も8回投げて4失点。打線も8安打と爆発しません。この時点で、流れはまだ兄弟。ほんと、戦前の予想などまったくアテにならないと痛感した出だしでした。

兄弟の廖于誠。俊介とまではいきませんが、しっかりサブマリンしています。
兄弟の廖于誠。俊介とまではいきませんが、しっかりサブマリンしています。

統一のエース、潘威倫。シーズン防御率2.75の投手が8回4失点は、やはり誤算です。
統一のエース、潘威倫。シーズン防御率2.75の投手が8回4失点は、やはり誤算です。

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

前回に続き、高津臣吾投手について。今回はプレー以外の部分です。

所属するウリヒーローズは、球団名の命名権を取得した企業からのスポンサー料によって運営される、いわば「ネーミングライツ球団」。この韓国初の方式により誕生した新球団でしたが、諸問題によりスポンサー名の「ウリ」が外れることになり、8月26日から名称が「ヒーローズ」のみに。ユニフォームからも「WOORI」の文字が消えるという、混迷の1年でした。

高津投手も「シーズン中にチーム名やユニフォームが変わるなんて、大変なことなんでしょうけど、あまり分かっていないというか、なんというか」と助っ人選手としての、心の置き所の難しさが感じられました。

ヒーローズマスコット
そんなチームに明るい話題を提供した、コスプレ大好きマスコット、通称・トクトリ

韓国球界の環境面ですが、立派な球場もありますが、ビジターチームのロッカーが整備されていない球場もあり、練習後、満足にシャワーを浴びられない、または着替える場所が確保されていないところも少なくありません。

また、日本と違うのが3連戦終了後、すぐに次の遠征先にバス移動すること。最長距離で約300km。4時間程です。これについて高津投手は「慣れなきゃいけないんですけどね、バスで寝ちゃうとホテル着いてから寝られなくて、寝るのが朝5時過ぎになる」とのこと。日本の場合、公共交通機関を使う翌朝移動ですので、それに慣れちゃうと、韓国の移動は厳しいものがあるかもしれません。一方で、今季東京ヤクルト入りした林昌勇投手は、日本の遠征移動に「朝が辛い」とこぼしていました。

来季の高津投手について球団側は「抑えとして必要な選手」として残留を希望しています。今後、高津投手が最も望む形で、来季もマウンドに立つことを期待したいです。

高津投手

※高津臣吾投手の今季全登板
http://www.strike-zone.jp/takatsu.html

(文・写真/室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。韓国のスポーツ紙でも、2006年よりコラムを毎週韓国語で連載している。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長。

今日はここで食べました。

何を食べたかは秘密です。
食べた場所も秘密です。

カツ丼ではありません。
もしかしたら肉かも・・。
しほ子はハンバーグでした。

今日もシビれる試合でした。さすが伝統の一戦です。

6回まで涌井は完璧でした。完全に西武ペースでした。

しかし、途中で中島と細川を負傷退場で欠いたことが、
試合が進むにつれて、徐々に西武にダメージを与えました。

しかしラミレスの走塁は凄かった。

火事場の馬鹿力とはこういう事でしょうか?例えが古いです。

要するにシーズン中のラミちゃんの走塁ではありませんでした。
ウルトラ走塁でした。これまた表現が古いしダサいです。

つまり何が言いたかったかというと、ラミレスの一打と走塁が、
巨人の反撃のきっかけになったのは間違いないという事です。

これで巨人がリーチをかけました。
あさっての東京ドームは、ものすごい盛り上がりになるでしょう。

ただ、西武もこのままで終わるとは決して思えません。
何かが起こる日本シリーズです。


野球好きP。




日本の野球ファンにとって、今季、韓国球界から飛び込んできた最も気になるニュースは「高津臣吾投手(元ヤクルト)、韓国入り」ではないかと思います。

高津投手はシーズン途中の6月中旬、ウリヒーローズにクローザーとして期待されての入団。今季、米球界入りを模索していた高津投手にとって、韓国は想定外の地ですが、「本(当方の著書「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」)、紀伊國屋で買いましたよ」と事前に準備をしての渡韓でした。

高津投手チームに合流
談笑する高津投手

6月24日に初登板。以後、130キロ台の直球と、90~100キロ台のシンカーとの緩急、安定した制球力で、各打者にバッティングをさせませんでした。特に、追い込まれても自分のスイングをしてくる打者たちは、高津投手のシンカーにタイミングを大きく崩されました。

3度目の登板となった6月29日のLG戦で初セーブ。7月12日まで5連続セーブを挙げました。ランナーを背負った場面や、ボールが先行した状況での落ち着いた投球が光ります。正捕手が高津投手と同い年、40歳のベテラン、キム・ドンス捕手ということで、多く盗塁を許されるのでは?という懸念もありましたが、それも巧みな牽制球で封じていきます。

高津投手チームに合流

しかし、高津投手にとってアンラッキーなことに、所属チームのウリは、昨オフに親会社の業績悪化により消滅した、ヒョンデ球団を引き継ぐ新生チーム。満足に春季キャンプを行えないままシーズンに突入し、チームは低迷していました。競った展開で終盤に持ち込めず、抑えの高津投手の出番はなかなか訪れません。

7月中、下旬は、セーブがつかない状況での2度の登板のみ。そして8月の韓国プロ野球は、25日間のオリンピックブレイクに入ってしまいました。9月に入っても、なかなか緊迫した場面は訪れず、9月12日、ようやく1点リードの9回表という状況になり、高津投手は2ヶ月ぶりのセーブを挙げました。

高津投手の今季は18試合に登板し、1勝0敗8セーブ。21回を投げて、18奪三振。防御率0.86と、チームの守護神としての役割を果たしました。ただ、なかなか登板のチャンスがなかったことが悔やまれるところです。<次回につづく>

(文・写真/室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。韓国のスポーツ紙でも、2006年よりコラムを毎週韓国語で連載している。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長。

さて、台湾シリーズです……と思っていましたが、やはり“あのこと”に触れなくては行けないでしょうか。台湾の今季終盤、大がかりな八百長&賭博の摘発がありました。それもチーム自体が八百長をしていたという、驚愕モノでした。あまり馴染みのない方々に、細々としたことを書いても却って理解して貰いにくいと思うのですが、要するにチームの背後に暴力団がおり、球団代表格の人物が選手だコーチだに指示していたというのです。これまで何度も選手の八百長が摘発され、ある程度は免疫が出来ていた私でしたが、さすがに驚き、呆れました。そのチームはオフに除籍となり、来季は5チームで行うことで調整が進んでいるようです。

一時は、プロリーグ自体が無くなるのではという危機すらありました。そりゃそうです。ファンは完全にソッポを向くことは間違いない。野球なら日本やMLBも台湾ではテレビで観ることが出来ます。本当の野球好きなら、もう国内は見限り、そっちの方で楽しむでしょう。もともと球団運営は困窮を極めています。幾つかのチームのオーナーは、いつ手放しても驚かない、という状態でした。でも八百長ムードが漂うプロ野球に宣伝効果は少なく、買い手など見つかるはずもありません。手放すとは、事実上の撤退→チーム減→リーグ消滅という末路を意味します。

そんな空気が失せぬ間に、台湾シリーズが始まることになりました。果たしてファンは球場にやってくるのか?

秋門…正確な意味は不明です。私は勝手に「秋の最終決戦」って理解してました。多謝。
秋門…正確な意味は不明です。私は勝手に「秋の最終決戦」って理解してました。多謝。

これが来たんですねぇ。来たどころか、前売りチケットを販売する端末機械がパンクするほどの“殺到ぶり”だったのです。でもって、公式戦は平均して1900人程度しか入らなかった球場に、12000人が押し寄せたのです。去年のLanew対統一のカードでは、そんなことはありませんでした。ということは、やはり兄弟の人気によるモノとしか考えられません。いずれにせよ、リーグ存亡の危機を、他ならぬファンが回避したのです。このあたりのことは、また機会を見て触れたいと思います。とにかく、そんな背景アリで、台湾シリーズは始まりました。ムードとしては、最初から兄弟の絶対有利のスタートでした。

統一・兄弟の面々。中央の2人が監督です。
統一・兄弟の面々。中央の2人が監督です。

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

カツ丼です。
さやま食堂です。

西武ドームに来ると食べたくなります。
さやま食堂といえばカツ丼です。

ライオンズの選手もよく来ます。
カツ丼以外の麺類も結構イケます。


場所はうまく説明できません。頑張って探して下さい。
過去のライオンズの選手は殆ど来ています。駅から、かすかに見えてます。

カウンターだけのお店ですが、もちろん店内でJ SPORTSが見れます。
ハイビジョンです。
そういえば、ちゃんぽん麺も美味しいです。場所は適当に探して下さい。

今日の西武ドームはかなり冷えました。でもカツ丼パワーで乗り越えました。
丼パワーといえば、おかわり君です。中村剛也です。

やはり今日は爆発でした。
昨日の勢いそのままに2打席連続ホームランでした。
1本目は滞空時間の長〜いファールすれすれの特大号でした。
2本目は打った瞬間でした。

これで第6戦の東京ドームまで試合があります。

次は水道橋のつけ麺にします。


野球好きP。




アジアシリーズで来日する統一の面々の紹介はゆっくりさせて貰うとして、最初は台湾でのポストシーズンゲームなどをさらっと紹介したいと思います。

プレーオフは10月17日から、後期優勝のLanew熊と兄弟象の間で行われました。戦前はLanewの勝ち上がりかと見ていましたが、結果は兄弟の3連勝スウィープ。腰やらなにやらあちこちに持病を抱え、シーズンの終盤はベンチを温めていたたLanewの“ミスター台湾”陳金鋒が戦列に戻り、どれだけ活躍できるかがカギでした。が、やはり満足な働きが出来ず得点力はガタ落ち。兄弟の打線と中込伸コーチ率いる(?)投手陣にしてやられた格好となりました。しかし、兄弟というチームの人気、その底力には改めて驚かされましたね。これは台湾シリーズを通しても言えたことですが、チケットの売れ行きがハンパではなかったのです。兄弟は、たとえて言うなら日本の阪神みたいな人気チーム。でもより正確に言うなら「弱かった頃から脱し、強さを取り戻した頃の」という時期の人気です。つまり、負け続け低迷していたから離れていたファンが、にわかにチームが強くなり、戻ってきたという感じです。低迷時期のストレスが喜びを倍加させ、弾けた。そんな感じでしょうか。

プレーオフ対戦の両者
プレーオフ対戦の両者

もともと兄弟は、統一とともに、リーグ発足時から残っている老舗チームです。本拠地のある台北は台湾でも最大都市。人口は多いけれど、反面、娯楽も多く、野球を観に行く人々が少なくなっていました。そのため、わざわざ地方での試合数を増やしていた時期もあるのです。そんなフランチャイズの老舗チームが、今季は躍進。前後期の優勝こそなりませんでしたが、勝率でのワイルドカードに残り、プレーオフへ進出したモノだから、余計にファン心理を燃え上がらせたとも言えます。ユニフォームも独特です。チームカラーのイエローそのまんまです。人気絶頂の頃はこの黄色の上着が、企業広告で埋まっていました。まるでF1のウェアのように、です。ビジターは下が黒です。近くに来られると、ちょっと引きます。でもって、前述紹介の中込投手コーチは体重100㎏超(と思われる)の体格です。写真があれば是非、お見せしたかったのですが、生憎、ふさわしいものが手元にありません。申し訳ない。残念です。最高なのに……。でも今季の好結果で、中込コーチも来季は残留でしょう。他人ごとながら、ほっと一息です。

見よ、この勇士
見よ、この勇士

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

今年もお世話になります。韓国プロ野球の伝え手をしております、室井昌也です。

この季節がやってきましたね、アジアシリーズ。今回が4度目となるこの大会に韓国代表として出場するのは、公式戦を1位で終え、プレーオフ勝者・トゥサンベアーズを韓国シリーズでやぶった、SKワイバーンズです。そう、昨年と同じチームが今年もやってきます。「2年連続してSKが強かった」と言えばそうなのですが、実はこのチーム、おそらく世界中で、アジアシリーズ主催者の次に、アジアシリーズを意識していた集団と言えるでしょう。

宙を舞う、キム・ソングン監督
宙を舞う、キム・ソングン監督

昨年のアジアシリーズでは、中日ドラゴンズ相手に6-3で勝利。日本出場チームに、大会初の黒星をつけました。そして中日との2度目の対戦となった決勝戦は、5-5の同点で迎えた9回表に1点を喫し、5-6で敗れるという惜敗。韓国出場チーム初の王者目前、というところで涙をのみました。試合後のインタビューでキム・ソングン監督は「優勝を逃して悔しい。力で負けたとは思っていない」と語り、その試合後から、SKナインの合言葉は「アジアシリーズ優勝」になりました。

公式戦と韓国シリーズを通り越しての「アジアシリーズ優勝」という目標は、少々ぶっ飛んでいるようにも感じますが、それを口にする、選手・コーチの表情はとても冗談とは思えず、春季キャンプから口にしてきたその目標に向けて、選手たちは戦っていきます。

今年のSKは公式戦を126試合83勝43敗、勝率6割5分9厘。4月20日以降、一度も首位を明け渡すことなく、2位に13ゲーム差をつける圧倒的な強さを見せました。韓国シリーズでは、準プレーオフ、プレーオフとおよそ3週間待ったこともあり、ゲーム感が薄れ、初戦は敗れましたが、その後4連勝。4勝1敗で韓国シリーズを制しました。

最大の目標達成まで、あと少し。SKの本気モードは、スコアラー陣を11月4日から、日本シリーズが行われている、西武ドームに送り込んでいることからも伺えます。そんな炎メラメラの集団を見逃すわけにはいきません!みなさんどうぞ、SKワイバーンズにご注目ください。

アジアシリーズ出場権ボードを掲げる、カ・ドゥクヨム投手
アジアシリーズ出場権ボードを掲げる、カ・ドゥクヨム投手

(文・写真/室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。韓国のスポーツ紙でも、2006年よりコラムを毎週韓国語で連載している。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長。

西武ドームです。
4年ぶりの日本シリーズ開催です。
今日もいい試合でした。
完全に巨人ペースでしたが、
終わってみれば2点差でした。

待ってましたで、木村公一さん

となりの晩御飯といえばヨネスケ師匠、グッドモーニングといえばウィッキーさん、
アジアシリーズといえば木村さんですよ!
例えが全くわかりませんが、今年もよろしくお願いします。思う存分書いて下さい。

てなわけで日本シリーズですが、巨人が勝ち越しです。
しかし西武も一方的な負け方ではないので、明日以降も楽しみです。

今日はなんといっても、"おにぎり君"、いや、"おかわり君"が打った事です。

今シリーズの中村剛也は、ここまでノーヒットでした。
相手の4番ラミレスがよく打ってるので、よけい打てないのが目立ってました。

本人も崖っぷちの開き直りだったと思います。
しかしプレッシャーのかかる場面でよくホームランを打ちました。

さすが、おにぎりです。おかわりです。

そういえば、もう一人凄い男がいました。

小笠原道大です。

最近やたら当てられまくってます。大打者の証拠です。
相当痛いハズです。バットもまともに振れないでしょう。
しかし今日は見事なホームランでした。

侍です。あだ名は"ガッツ"です。

明日からは、両チームのサード、ガッツとおかわりに注目です。


野球好きP。




ほとんど野球好きPさんの個人ブログと化しているところに書き始めるには、ためらいがあります。私は、いきなりよその家に入って冷蔵庫を開けるヨネスケの真似は出来ません。でも、こちらも仕事です(笑)。

今年もアジアシリーズの季節となります。台湾は昨夜、統一獅隊が兄弟象隊を台湾シリーズに於いて退け、出場を決めました。去年と一緒ですが「新鮮さがない」と受け取るより「馴染みがある」と前向きにいきましょう。アジアシリーズは親善試合ではなく、真剣勝負の国際大会です。観る方も(放送する側も)、初めてのチームより多少でも見覚えがあれば、試合に入りやすい(はずです)。

2連覇達成の瞬間
2連覇達成の瞬間

ただ、兄弟のあの黄色いユニフォームを日本の野球ファンに見せられなかったことは、少しだけ残念です。インパクトがあったでしょう。兄弟の投手コーチは中込伸です。投手では元ロッテの小林亮寛もいました。彼らの凱旋が果たせなかったことも悔やまれます。でもそれが勝負の世界でもあります。

今回の統一は、チームとしては外国人選手以外、大幅な戦力補強はありません。でも気持ちが違います。去年の大会ではいいところをまるで見せられなかった。その悔しさがあると聞いています。韓国のSKが公式戦の優勝した時点で、選手、関係者も「SKがシリーズも優勝してアジアシリーズに出てきて欲しい」と言っていました。日本はともかく、韓国SKにリベンジしたい気持ちが強かった現れです。そんな思いが台湾シリーズに優勝するモチベーションにもなっていたわけです。

またこの連中がやって来ます
またこの連中がやって来ます

来年3月にはWBCも控えています。統一からも投手、野手含め4、5名は参加すると思われます。アジア予選の舞台は、これも再び東京ドーム。より場慣れするためにも、貴重な試合となります。選手も幸い、大きな故障での離脱はなく、元気にやって来てくれると思います。大会最後まで、そんな愛すべき統一球員の連中と台湾棒球あれこれを、今年もまたお伝えしていきたいと思っています。請多関照(チン・トゥオ・クゥアン・チャオ・どうぞよろしく)

(文:木村公一/写真:CPBL提供)

木村公一
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。

大阪です。
ガンバレの下見です。

写真に見覚えありませんか?

松本俊彦さんです。
いわゆるニカウさんです。
こう見えてもソムリエです。

ガンバレ日本プロ野球を、昔から見てくれている人にはわかると思います。
東北福祉大野球部で大塚光二と同級生です。

という事は、阪神の金本・矢野、ドジャース斎藤隆の先輩でもあるのです。
収録中の金本を、涙を流させるほど笑わした男です。
でもソムリエです。

彼はこの夏、大阪淀屋橋の店を離れ、
大阪ミナミ・アメリカ村のお店でソムリエをしています。
お店の名前は『そむりえ亭』です。西心斎橋にあります。

今日下見したという事は、ここで収録が行われる?って事ですか?
それは言えません。まだ早いです。しゃべっちゃーいけません。

とりあえず西心斎橋の『そむりえ亭』に行けばニカウさんに会えるという事です。


しかし、昨日の日本シリーズもすごかったです。
2日続けての大接戦でした。近年まれに見るいいシリーズだと思います。

中島も打ちますな。ラミレスもこれで勢いがつくでしょう。
明日は、西武ドームで第3戦です。
ここまでの展開を考えれば、明日もシビれる試合間違いなしです。

それと石川遼もよくやった。17歳ですよ。うちの長男と1つしか違いません。
2月にガンバレのキャンプロケで宮崎に行った時、
同じ飛行機で偶然隣の席に座りました。

見た目が普通の高校生だったので、宮崎に着くまで誰かわからず、
彼が金村さんにあいさつするまで気付きませんでした。

今後は、2勝目にチャレンジだけではなく、
いまだ日本人が成し遂げていない、
世界に通用するゴルファーになってほしいです。


野球好きP。

東京ドームシティです。

年間3000万人が訪れる街です。
日本で年間それだけ人が集まるのは、
こことディズニーランドだけです。

私も年間20回以上は来ます。
写真は野球体育博物館です。

いわゆる"野球殿堂"です。東京ドーム内の一角にあります。
野球殿堂には殿堂入りした選手や、野球関係者の肖像レリーフが展示してあります。

その他、野球に関わる資料やユニフォームなどさまざまな物が展示してあります。

もちろん我が仰木彬さんも展示されています。王さんや長嶋さんも当然です。
野球好きにはたまらない場所です。一度は行ってもらいたいです。

東京ドーム周辺には、多くのエンターテインメント施設があります。

遊園地、ドームホテル、温泉ラクーア、ボウリング、後楽園ホール・・・など。
野球観戦以外でも充分楽しめます。デートにも持ってこいです。

でも、昨日イバンは一人で来てました。何でやろ?仕事です。
仕事に女連れはいけません。当然一人です。元から一人です。

そんな事はどーでもええ話ですが、ここは場所もいいのです。
JRと、地下鉄の丸ノ内線・三田線・南北線・大江戸線と、5つも駅があります。

そりゃ年間3000万人も集まるわけです。

今日は日本シリーズ第2戦です。
野球好きにとっては、巨人が勝って最後までシビれるシリーズにしてほしいです。


野球好きP。

本日も東京ドームです。
日本シリーズ第1戦です。

やはり上原と涌井でした。

私の願い通り、大接戦でした。

これぞ日本シリーズでした。

そして!始球式の上野は!・・・。
"おもいっきり"ソフトボールでした。いつものように下から剛速球でした。

西武の片岡も、"おもいっきり"空振りしてました。

これぞ!"男と男の?真剣一球勝負"
いえ、"男と女の真剣一球勝負"でした。

投げ終わった後の上野のコメントは、
『デッドボールだけはしないように、外角を狙った』
『あんなに思い切り振ってくれてうれしかった』
なんともたくましいです。

私的にはデッドボールもありかなと思います。
いえ、いけません。
片岡が退場します。登録抹消になります。今期絶望です。

しかし今日も涌井は凄かった。上原も凄かった。

ちなみに、中島には試合前にタッチしておきました。
今日も恐るべし偶然を連発してました。

八峯テレビの石井さんは喜んどるでしょう。
青山1丁目在住のアラサーさんは泣いとるでしょう。

明日は、巨人・高橋尚、西武・帆足だと思います。
いずれにせよ、4戦で終わるのだけは避けてほしいです。


野球好きP。

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