【韓流野球報告2007】決勝戦のみどころ

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3連勝で決勝進出を果たした、SKワイバーンズ。中日との2度目の対戦となる決勝戦はどんな戦いになるでしょうか?

SKとしては先発・レイボーンがなんとか5回までゲームを作って欲しいところ。フォアボールが多いレイボーンですので、中日としては、フォアボールで得たランナーをいかに生かすかがカギとなりそうです。5回以降は、初戦で好投した19歳左腕、キム・グァンヒョンをはじめ、投手総動員体制で優勝を目指します。

打線ですが、韓国の投手より数段レベルが上の、中日投手陣が持つ落差のある変化球を打ち崩すのは容易ではありません。初戦は相手のミスでもらったチャンスに助けられました。決勝戦では少ないチャンスを得点に結び付けられるかが重要になりそうです。

そこで大事なのが、打線のつながりですが、韓国シリーズから調子を落としていた、9番のチェ・ジョンに、チャイナスターズ戦中盤から当たりが出てきました。下位打線からでも得点できるようだと、SKにはいい流れとなりそうです。

初戦もそうでしたが、ミスをした方が勝利から遠のく戦い。SKの守備面での不安としては、外野手、特にライトが、ドーム天井に向け高く上がったフライを、見えにくそうにしているので、そのあたりで守備のほころびがでなければということろでしょう。

中日が日本勢の面目を保ち、アジアNo.1となるのか、それともSKがチャンピオンの座を奪うのか?非常に楽しみです。

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10日(土) 統一戦を前に実施の「韓国プロ野球トークライブ」に、ゲスト出演してくれた、キム・ソングン監督(写真右)と司会の当方

(文・写真 室井昌也)

室井昌也
室井昌也

1972年東京生まれ。韓国プロ野球の伝え手として、著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』は2004年より毎年発行。今年もアジアシリーズのプロモーションとして11月10日に「韓国プロ野球トークライブ」を実施。

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このページは、が2007年11月11日 21:32に書いたブログ記事です。

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