やはり想像した通りになりましたね。なにしろ先発のピーターがシーズンとは別人のような投球内容。あれでは抑えられるはずもありません。試合後の記者会見では、ピーターを中日戦の2番手に使ったことが質問にもあったようです。それで疲労が出たのではと。
でも、戦略的に中日戦のあの展開なら、スクランブル登板もアリです。ただしそのためには事前にどれだけシミュレーションしていたかが問題です。例えば、本人自体にあのような展開で登板する準備が出来ていたのか。投げさせるにせよ監督として、何イニングを計算していたか。当然、翌日であるSKの先発で連投か、はたまた中国戦で投げたフィゲロアを先発に急遽、廻すか、とか。それも勿論、本人達に伝えていなければなりません。
その上で、もし外国人投手二人を中日戦に注ぎ込んで勝っても、、負けた場合には翌日試合にはしわ寄せが来ます。その代償を払うか。使わないで負けて翌日に臨むか。どちらにメリットがあるか。
そんな様々なことを想定して、登板させる。こうした短期決戦では、それくらいのシミュレーションは必要でしょう。
こればかりはチーム内部の事情が絡むので、外部の我々からは想像しかできません。
ただSK戦の中継ぎの順番を見る限り、どうも監督が中日戦に投入したのは、想定していたことのようには思えませんでした。なぜなら、ピーターの後に、フィゲロアを使わなかったから。
要するに、一戦必勝で後のことを考えない戦略なら、昨日のSK戦だって初回に2点取られたところで、フィゲロア投入もありなワケです。でもそれをしなかった。おそらくフィゲロアにはそんな準備をさせていなかったのでしょう。ということは、中日戦だってピーターを準備させておらず、いきなりご指名したと考えるのが自然だと言うことです。
試合後、なんとなくいろいろな話が耳に入ってきました。どうもいろいろ“事情”があったようです。(申し訳ない。こういう半分オフィシャルなサイトのブログでは、書くことが出来ません)。
いずれにしても、呂監督の“迷采配”ではないことは間違いないです。でもピーター自身、問題でした。彼自身の調整に対する甘さ、いい加減さです。彼は後期の終盤くらいから、キッチリとした調整を怠っていました。台湾シリーズでもシーズンのような好投を見せなかったのは、その影響です。今大会の前の、来日前の練習でも、テキトーだったと耳にしました。それじゃまともなピッチングは出来ません。それを監督の管理能力と片づけるのは簡単ですが。
なんどか監督と話をする機会があり、彼は彼なりの考えがあると私は受け止めています。今季は後期から監督になり、いきなり自分の思うような采配や練習プランを出来なかったはずです。むしろ彼の真価が問われるのは、来季だと思います。
まあそんなこんなで負けました。次回は、今大会を振り返り、私なりの“総括”をお伝えしたいと思います。昨日のブログにも、多くの台湾からの書き込みを頂戴しました。改めて感謝です。このブログもそろそろ終わりになりますので、もしご質問があれば、また書きこんで下さい。可能な範囲でお答えも盛り込み、書きたいと思っています。では、では。
(文・写真 木村 公一)
木村公一

1961年東京生まれ。80年代半ばから韓国プロ野球を取材。台湾は90年のプロ発足時からフォロー。アメリカもメジャーリーグからマイナー、独立リーグと野球あるところ歩き回る。著書に『裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説』(角川書店)など。
10日の試合は予想外でした。
ピーターが前日の中日戦の影響なのかわかりませんがあそこまでやられるとは思いませんでした。接戦を期待してましたががっかりです。
先発が大量失点した時点で試合が決まるのをわかっていながら続投させたのが疑問に思います。
一つ質問ですが昨日スタメンにブリトーの名前がありませんでしたが何か怪我でもしたのですか?
ピーターが前日の中日戦の影響なのかわかりませんがあそこまでやられるとは思いませんでした。接戦を期待してましたががっかりです。
先発が大量失点した時点で試合が決まるのをわかっていながら続投させたのが疑問に思います。
一つ質問ですが昨日スタメンにブリトーの名前がありませんでしたが何か怪我でもしたのですか?
先発が大量失点した時点で試合が決まるのをわかっていながら続投させたのが疑問に思います。
昨日スタメンにブリトーの名前がありませんでしたが何か怪我でもしたのですか?
台湾の選手はちょど緊張しすぎる.
謝謝木村先生的文章,也期待能再看見您精闢的分析,再次感謝您的深入報導,謝謝!
我是台灣的統一獅迷
謝謝木村先生對統一的詳盡分析
報導常常能讓台灣的獅迷深有同感
期待您未來更多精闢的見解與活潑的文章
也希望更多日本球迷來認識統一 支持統一
感謝木村先生亞職賽以來對於統一的精闢見解與介紹,
希望日後還能有機會拜讀您的文章,
..^___^..大感謝
謝謝木村桑的分析,
台灣的許多統一獅迷們都透過oki的翻譯看到了您的精闢見解,
大家也都認為您是老獅迷,因為您說中了很多老球迷的心呢。
雖然接下來可能是華流野球報告的最後一篇了,
不過還是希望您有更多關於統一獅這支球隊的分析,
畢竟大家都很熱愛這支令人又哭又笑的球隊,
加上您生動活潑的文筆,真的是很有趣呢。(笑)
也謝謝您在這次亞洲職棒大賽對統一獅隊的支持,
希望這支不成熟的球隊透過這次比賽後可以更精進,
然後再一次登上日本東京,展現蛻變後的樣子:)
木村先生有沒有可能固定在台灣發表作品?
如果下一篇是是最近一系列的最後一篇
以後要怎麼拜讀木村先生的大作阿?
KIMULA SAN , GANBADE!!!
感謝木村先生為統一獅子撰寫的一系列好文章,
希望很快能再看到您的作品。
Thank you so much.
下一篇文章就會是這系列的最後一篇啊
感覺有點失落呢xD
很喜歡木村先生的報導呢!
希望將來還有機會看到!
感謝你的精采報導
明年獅隊一定不會讓你失望的
We will be back!