2007年9月アーカイブ


昨年に続き連覇したのは北海道日本ハムファイターズでした。ソフトバンク・ロッテ・西武・オリックスを担当する私にとって日本ハムの優勝は残念でなりませんが、今年も日本ハムの強さを認めざるを得ませんでした。
特に武田久と工藤にはやられた様な気がします。もちろんダルビッシュや稲葉もいましたが、この二人の方が印象が強いです。
優勝が決まったことで、今後はクライマックスシリーズに向けて2・3位争いに注目です。ロッテとソフトバンクがすでに進出をきめていますが、今日現在ゲーム差は0・5です。ファンや球団にとって2位か3位かで大きく違ってきます。2位でホームゲームを勝ち取る方が断然有利だと思います。特に千葉と福岡ではなおさらだと思います。JSPORTSではどちらが勝っても第1ステージは試合前から終了までJSPORTSプラスで完全放送します。ということで今日から最終戦まで2位争いが大注目です。
野球好きP。


9回表、大声援の中最後のマウンドに上がりました。彼の人柄を象徴するように、日本ハムの選手も含め全選手がベンチで立って彼の登板を見守りました。いつもと違ったのは、マウンド上で優しい顔の石井貴でした。普段の彼は、マウンドで見せる鬼のような男ではなく、ユーモアたっぷりで気配りの効く大変優しい男です。彼とは何度か飲みにも行きました。お互いベロベロでしたが、ポツリと言った言葉が忘れられません。「僕が小学生の時に父親をなくした事もあって、母は相当苦労したと思います。そんな中ずっと野球を続けさせてくれた母と兄がいたから、僕はここまで野球をやってこれました」と。
妻と長女、そして母と兄の見守る中、わずか3球の見事な投球でした。グランドでは泣かなかった彼ですが、ベンチ裏ではちょっぴり泣いていました。でも私に気付くとすぐいつもの石井貴に戻りました。笑顔満開でした。野球好きP。


外国人としては初めての快挙! 素晴らしい記録です。前田選手の2000本安打といい、最
近は記録ずくめです。

こうした勲章?は毎日の頑張りの積み重ねがもたらすものです。

一日一日を大切にしなければいけないと野球に教わった出来事でした。

9/1 広島vs中日 17回戦<広島市民球場>

2007年9月1日。プロ野球史上36人目となる2000本安打達成!このブログを読んでいる皆様の中で、「誰が?」なんて聞く人はいないと思います。そう、広島東洋カープの前田選手です。1990年6月6日の広島vsヤクルト8回戦の初回、ヤクルト西村投手から放ったプロ初安打と同じ広島市民球場での偉業達成。二人の息子さんから花束をもらっていた姿は、グランド上で見せるいつもの顔ではありませんでした。嬉しいと言うよりは、ほっとしたようにも感じ取れる表情。もしかしたら、本当の前田選手の顔を見せてくれたのかも知れません。前日(8/31)はJSPORTSの単独中継でした。偉業達成まで残り3本。試合前から前田選手の2000本安打達成の瞬間を信じて疑わなかった私は、試合終了後のセレモニーで頭が一杯でした(笑)結果は1998本・1999本目の安打を見せて試合終了。あと1本が出ませんでした。一夜明けての劇的な2000本目を見た時、前日の中継が終わり解説の達川さんと食事に行った時の言葉を思い出しました。「ワシは前田には何も言えんよ」年齢は離れているとは言え、『同じ釜の飯』を食った人の意見なんでしょうね!腰痛に苦しんで現役時代を過ごした達川さんはケガの辛さ・怖さを良くご存知だと思います。ましてアキレス腱断絶と言う絶体絶命の状態から2度も這い上がってきた前田選手には、かける言葉も無かったのかも知れません。一年目達川さんと同じ腰痛で苦しんだ前田選手。試合後のインタビューで、その腰痛とアキレス腱について達川さんに聞かれた前田選手はこう答えていました。【腰痛の方が良かったです。】涙が出そうになりました。大きなケガや病気を経験した事のない私には、真意を理解することはできないのかも知れません。でも、感じることはできます。私達が経験した事もない世界を長年彷徨った男の言葉は短く、未経験の人間ですら一瞬で黙らせる程の重みがありました。また、ドラゴンズ側から花束を渡した2000本安打達成の先輩、立浪選手も3500塁打(22人目)を達成しました!記録だけでなく様々な人間模様を見せてくれるプロ野球。これからも楽しくもあり深みのある中継を皆様にお伝えして行きます!最後になりましたが、今回の写真は記念すべき試合のスターティングメンバー表です。写真を何にするか迷いましたが、今回はこれしかないでしょう?少し見にくいですが、皆さんは普段目にすることのないメンバー表を記念にどうぞ!5番レフト前田!歓声が聞こえてきませんか?

S宮ちゃん 




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